SoftBank HAWKS gaming

NEWSニュース

2019/12/06

シャドウバース

【シャドウバースプロリーグ】第7節 vs AXIZ 結果報告

11月17日、RAGE Shadowverse Pro League 第7節の模様を皆様にお伝えします。
動画はこちら

2pick バーサ選手 vs Rob選手

ピック時から不運に襲われたバーサ選手、ネメシスをピックすることには成功しましたが、AFを引くカードと加速兵しか出現せず、肝心のAFを埋めるカードとフィニッシャーとなるカードが全く引けません。
何とか覇食帝の調理と人形の支配者・リーアムを手に入れますが、手に入れたレジェンド枠はリンクハート・オーキスと氷獄の王・サタン。
ゴールド枠もエアリアルクラフト、荒野の案内人、エンジェルシュート、アーティファクトリメイカー。これにはたまらず試合前から泣きそうな表情のバーサ選手。
対するRob選手はドラゴンを選択。
竜の財宝、ドラゴンバスター・イアン、フェニックス・ハウルをデッキに収め、ドラゴンブレイダーと2枚のエイファ、2枚の託宣を手に入れます。明確なフィニッシャー足り得るカードはありませんが、竜の財宝まで繋ぐか、エイファからドラゴンブレイダーor慈愛の竜戦士のアグロプランを取るかの判断を誤らなければ、プレイングによってネメシスを圧倒できるデッキを完成させました。

転機はRob選手の4ターン目、Rob選手は先行でエイファを引きこみ、前のターンにバーサ選手が覇食帝の調理を使用したのが見えていることと、手札に2枚の慈愛の竜戦士を抱えていることから、迷わずエイファでのアグロプランを選択します。
これに対しエイファを処理する手段を失ったバーサ選手は手札の中で進化時に一番体力を多く残せるにハーメルンを進化置きし、ドールマイスターを増やします。
5ターン目、Rob選手はプラン通りに慈愛の竜戦士を2枚置きしてエイファ進化、これによりベビーファイアドラゴン2体、慈愛の竜戦士2枚、エイファの盤面を生み出します。
5ターン目にしてバーサ選手のライフポイントはこの時点で12、このターンにRob選手のフォロワーを処理してもエイファが残り2ターン後の敗北が濃厚なこの場面で、バーサ選手は氷獄の王・サタンのアクセラレートの使用を決断します。

6ターン目のRob選手、トップからフェニックスハウルを引き込みます。
これによって進化権をフォロワーに使ってバーサ選手のHPを3にしつつ、スウィートディテクティブを処理、手札には侮蔑の嘲笑を残し、バーサ選手がエイファ以外のカードを全て処理したとしても勝ちきれる盤面を作りあげ、見事勝利を掴んだかに見えました。
しかし、バーサ選手の6ターン目、トップからは2ターン前にデッキに埋め込んだ貪欲なスコーピオンが登場!恐らくこの試合唯一の勝ち筋であったと思われるドローを見事に引きこみます。

当日が誕生日だったバーサ選手、この貪欲なスコーピオンが、自身の連敗を止め、チームにも勝利をもたらす最高の誕生日プレゼントとなりました!

 

ローテーション1試合目 NISE選手 vs Rumoi選手

NISE選手デッキ詳細

NISE選手は自然ネクロマンサー、対するRumoi選手は自然エルフ、完全にデッキを当て勝ったといえるこのマッチ、このマッチアップでのネクロのポイントはオムニスや愛の奇跡による疾走プランをルベルや母なる君で返せるかどうかです。

5ターン目、Rumoi選手はプラン通り7ターン目にオムニス疾走から2枚の大狼を出す為、清き泉のエルフプリンセスメイジを進化させます。
ナチュラルマナ+ナテラの大樹+フェアリーで使用カードカウントを4にし、アクティブエルフ・メイでコープスドッグを処理。
プリンセスメイジにナチュラルマナを絡め、ナテラの大樹とフェアリーウィスプを同時に用意しながら盤面を全て処理しつつ、盤面に4枚並べることで、7ターン目を迎えるまでに相手のルベルを1枚切らせてしまおうという非常に上手いプレイを魅せます。

しかしNISE選手もここでルベルを切ってしまってはいけないことは分かっています。
ルベルを使ったとしても1面残ってしまうため、魔拳法・ソーラで2面を取って、アイアンツールドクターを立ててRumoi選手の1/1フォロワーを2枚残すことで手札にルベルを残しながら相手に選択肢を迫る形でターンを返し、Rumoi選手も頭を抱えます。
6ターン目、Rumoi選手は萌芽の化身を使って処理することで進化権を温存する選択をします。
それに対しNISE選手はデッキに1枚採用の母なる君を手札に収めており、Rumoi選手のフェアリーウィスプ+オムニス+フェアリーウィスプを返せることからルベルでラストワード数を稼ぎ、トートの効果条件を達成します。
7ターン目、Rumoi選手は5ターン目から温めてきたオムニスプランでNISE選手のライフポイントを削ります。これをNISE選手はトート進化+母なる君で返します。
トートの条件が達成された以上、Rumoi選手は攻めきる以外に勝ち筋がない為、メイ+メイ+愛の奇跡でNISE選手のライフポイントを9点まで削ります。
NISE選手の8ターン目、コープスドッグ+ナテラの大樹から守護を処理しますが、盤面に触れるカードが手札にないので次の大樹で何か掴みに行きます。しかし引いたのはトート、ツールドクターを2枚立ててターンを渡します。

Rumoi選手はこの2枚の守護を突破しながらライフポイントを9点削ることができず、そこにトップから引いてきたルベルによってライフポイントを詰めきったNISE選手が見事勝利しました。

 

ローテーション2試合目 たばた選手 vs Gemo選手

たばた選手デッキ詳細

たばた選手は自然ドラゴン、Gemo選手は自然ロイヤル、このデッキ同士の戦いは、自然ロイヤル側がリオードを育てる環境(ナテラの大樹を置く、ベイリオン効果を達成する、ppブーストカードを使いながらリオードを安全着地する余裕を作る)をいかに早く生み出せるかがカギとなるマッチアップです。
マリガン時、Gemo選手はカードに恵まれず『シヴァ2枚、ベイリオン2枚、ミストリナ』という手札でのスタートを切ることになります。
それに対して3ターン目のたばた選手はワンダーコックを引き込み、相手の手札事故を察してドローを回すの止め、4ターン目から横に並べる動きに切り替えます。
たばた選手はヴァイディが欲しい、Gemo選手はナテラの大樹が絡むカードとリオードが欲しいという状況で、たばた選手は5ターン目の2枚目のワンダーコックからついにヴァイディを引き込みます。

6ターン目にシヴァを置いてターン効果を起動したGemo選手に対し、たばた選手はヴァイディ進化から影の侵食を起動し、たばた選手はナテラの大樹でライフポイントを削るプラン、Gemo選手はリオードを育てるのではなく疾走でたばた選手のライフポイントを削るプランを取ります。
たばた選手の7ターン目、ヴェロキラプトル+母なる君+ナテラの大樹で盤面を返しつつ影の侵食の打点を伸ばします。母なる君をもう一枚手札に残しロイヤルに対し万全な形のたばた選手に対して、Gemo選手はミストリナの疾走効果を達成している為、ミストリナ+剣舞でたばた選手に6点、シヴァの効果で4点、合計10点を削ります。

それに対しワイルド・マナを引き込んだたばた選手、ナテラを回しつつプテラノドンでナテラを割って影の侵食の打点を8点まで伸ばします。
そして残りの5ppでジェラシードラゴン・アデールに炎の爪を使い、10点削りきり見事勝利を手にしました!

 

ローテーション3試合目 カラクリ選手 vs Chino選手

カラクリ選手デッキ詳細

自然疾走ビショップのミラーマッチとなりました。

Chino選手は黄金の鐘からムニャール登場と荒野の案内人でスタートを切り、対するカラクリ選手の3ターン目、フェザーフォルクパニッシャー+ナテラの大樹で荒野の案内人を処理しながら打点を出すか、ワンダーコックを出すかの選択肢で悩みますが、ここで打点を出してもクルトで返されてしまえば何の意味もなくなる、という理由からパニッシャーを我慢しワンダーコックを出します。

これを4ターン目のChino選手のクルト置きに対して、カラクリ選手はクルト進化で返します、これをChino選手は2枚目のクルト進化で返し、結果としてカラクリ選手が3ターン目にパニッシャーを我慢したことが活きた形になりました。
5ターン目のカラクリ選手、神鳥の修道女を出した後のナテラの大樹を置くか置かないかの選択で迷います。
パニッシャーのバリューを上げることと、手札に荒野の案内人がまだ残っていること等の理由から1pp余って入る状態でナテラを温存するという選択をしたカラクリ選手、この選択が後に大きく試合に左右します。

6ターン目にシヴァを着地させたChino選手に対し、カラクリ選手は飢餓の輝きと絡めて手札の荒野の案内人をやっと消化することに成功します。
それに対し7ターン目のChino選手は当然ミルフィをエンハンス7で使用し、デッキを回してついにアニエスを引き込みます。
7ターン目、カラクリ選手もミルフィを抱えてはいましたが、ここはナテラでデッキを回すのではなくクルトでの全処理を選択。これをChino選手は母なる君で返します。
手札の多さを活かしてChino選手は2枚目のミルフィからリトルミュースナイトに進化を切り、5/5の守護裏にパニッシャーとミルフィを隠してカラクリ選手のヒットポイントを10点まで削りきり、盤面を押し切ったかに見えますが、カラクリ選手の手札には序盤から我慢し続けたパニッシャーが2枚、1コストのナテラが3枚、0コストのナテラが2枚あり、これだけで十分盤面を返せる状態でした。

カラクリ選手の9ターン目、この手札にダメ押しの3枚目のパニッシャーが引き込まれ、
『パニッシャー+パニッシャー+パニッシャー+ナテラ+ナテラ+ナテラ+ナテラ』
で12点をChino選手に与えながら盤面を処理、そして4ドローした内から引き込んだ黄金の鐘で自身のHPを11に戻しながら、合計で15点を与えデッキを18枚掘ったところでやっと一枚目のアニエスを獲得、手札のエンジェルラットとアニエスで合計6点、リーサルが見えます。
Chino選手、この2/2の3面を返すことができず、母なる君を自壊させて守護を立てることもできないため、カラクリ選手のリーサルが決まり勝利を掴みました!

 

今節では4勝0敗の結果となり、個人としての全勝を達成、遂に最下位を脱却することができました!また、第3試合はppを使い切らずに次の相手の回復や手札の選択を視野に入れながら試合を進める場面が多く見られ、ビショップミラーがいかに難しいマッチなのかということが伝わった良い試合でした。

目前に迫った第8節でも、この勢いのまま勝利を重ねて行こうと思います!
プロリーグ後半戦も、引き続きご声援よろしくおねがいします!