SoftBank HAWKS gaming

NEWSニュース

2020/07/22

シャドウバース

【シャドウバースプロリーグ】第3節 vs レバンガ☆SAPPORO結果報告

第2節 vs 名古屋OJA ベビースター 結果はこちら

7月19日、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第3節の模様を皆様にお伝えします。
動画はこちら

2pick バーサ選手 vs 真春選手

バーサ選手はネクロマンサーを選択、打点を詰めるための酒呑童子、雪女、また、《恋人》・ミルティオやネクログループ・ルベルといった中盤に強力な押し付けを行えるカードや、大妖狐ギンセツといったフィニッシャーを獲得し、火車も引き込んで妖怪ネクロのようなデッキを完成させました。
真春選手はウィッチを選択、《愚者》・リンクル、3枚のフューチャービジョンを取り込んで除去札としてのペルソナウィザード、境界の魔導士、そしてフィニッシャーである魔道具専門店を引き込み今期の2pickを象徴する強力なデッキを完成させました。

真春選手は序盤から《愚者》・リンクルの剥落の暴圧をプレイし、バーサ選手のライフポイントに圧力をかけていきます。
バーサ選手は序盤から酒呑童子を探しに行きますが、なかなか引き込めません。代わりに体力が6で残る座敷童の進化で、ウィッチの横の除去に対して対応しようとしますが、秘蹟の魔女・メディアによって返されてしまいます。

真春選手は6ターン目に魔道具専門店を引き込み、次のターンに専門店を着地させるため、ハンドを溢れさせない為にもカースエンチャンターとナテラの大樹をプレイしターンを終えます。
それに対しバーサ選手は骸の王墓をエンハンスで使用し、更にデッキを掘りますが、キーとなるカードが引けません。

真春選手は7ターン目に魔道具専門店を着地、バーサ選手が横に並べた盤面に対してポーションウィザード、ゴーレムクリエイションで全面処理をしつつ強力な盤面を作ります。

8ターン目、進化権を残すために雪女で真春選手の盤面を止めるに留めたバーサ選手は、9ターン目に大妖狐ギンセツでライフポイントを回復しつつ、幽暗の墓守進化で盤面を返します。しかし、真春選手に2枚目のフューチャービジョンと魔道具専門店、形成の魔術師をプレイされ、除去をされつつライフポイントを3点まで戻されてしまいます。

10ターン目についに酒呑童子を引き込みますが、真春選手の魔道具専門店の前に成すすべなく、バーサ選手の敗北となりました。

ローテーション1試合目 NISE選手 vs Tatsuno選手

NISE選手デッキ紹介

NISE選手の葬送ネクロマンサーと、Tatsuno選手のエイラビショップのマッチアップ、エイラ側は横並べをし続けるネクロマンサーの盤面を処理しつつ盤面を展開しなければならないことや、ネクロマンサー側の除去手段が豊富で敵のライフポイントになかなかアクセスできないこと、また、冥府を採用していることから、エイラビショップ側が聖なる守り手・ユカリのUB効果で盤面を作る前に、グレモリーから冥府への道が起動して勝ってしまうこともある為、ネクロマンサー側が有利なマッチアップです。

NISE選手はTatsuno選手の守護が進化ターンまでに3面立ったため、エイラの祈祷による盤面強化を懸念して後攻4ターン目の幽暗の墓守進化からの全面処理を選択。続くターンに《恋人》・ミルティオをプレイし、ここに征伐の死帝の葬送効果であるリッチ召喚がかみ合って横に強い盤面を作ることに成功します。
Tatsuno選手はこの盤面に対してクルトを引くことに成功しますが、ppのくっつき方が悪く、回復効果を持ったカードを同じターンに打つことができないため、NISE選手の盤面をロックする形で苦しいターンエンドを選択します。

それに対しNISE選手はイグジストソード・ギルトを使用して盤面を開け、フェイランを出して盤面をより強固にすることを選択。
Tatsuno選手は光明のプリーストが2枚間に合い、我慢していたクルト進化からなんとかNISE選手の盤面を全処理することに成功しますが、続くNISE選手のターン、グレモリーの直接召喚条件を達成したNISE選手はネクロマンス効果を持ったカードを使用できるようになります。

NISE選手は7ターン目、葬送して墓地を貯めつつ酒呑童子進化にたどり着き、Tatsuno選手はこれに対しエイラとUB効果を起動したユカリで耐えようとします。

8ターン目、リーサルの見えたNISE選手はグレモリー自壊、ゾンビ進化からレジェンダリースケルトンの5点疾走を合わせ、Tatsuno選手のライフポイントを削り切り、見事今シーズン初勝利を飾りました!

ローテーション2試合目 MURA選手 vs さわさき選手

MURA選手デッキ詳細

異形闘技場エルフを使用するMURA選手と、葬送ネクロを使用するさわさき選手のマッチアップ、異形側の引きとプレイが決まるまでに、大きなフォロワーを横に並べられるかどうかで勝率が変わってくるマッチアップ。

MURA選手はマリガンから地を裂く異形を引き込み、6ターン目のリーサルを狙い序盤からカードを融合していきます。
さわさき選手は序盤から2パスをしてしまい、テンポロスをしながらの手痛いスタート。

融合を進めながら闘技場着地を目指すMURA選手に対し、さわさき選手は《恋人》・ミルティオからヘリオを並べ、打点を稼ぎに行きますが、リアニメイトが4:2で分配されヘリオが一枚しかでてきません。

また、さわさき選手はゼルガネイアを割り切ってヘルスを削りに行きますが、MURA選手の盤面には既に頂きの闘技場があり、MURA選手はゼルガネイア1枚で進化権を温存して異形のターンまで安全に運びます。
さわさき選手目線では守護を2枚張らないと負けてしまうことが見えていますが、守護を2面立てることはできません。

6ターン目、MURA選手の育てに育てた攻撃力18の地を裂く異形が疾走し、見事MURA選手の勝利となりました。

ローテーション3試合目 カラクリ選手 vs きょうま選手

カラクリ選手デッキ詳細

カラクリ選手は魔道具専門店、きょうま選手はディスカードドラゴン、先行を取った方が有利なマッチアップ。
キーカードを揃えれば安定して魔道具専門店が勝ち切る印象がある一方、引けなければディスカードドラゴン側の毎ターンのライフアグロによって簡単に負けてしまいます。

先行を取れたカラクリ選手は2ターン目に結束の魔術からイザベルの詠唱、3ターン目に知恵の光、フューチャービジョンとドローに全力を捧げ、魔道具専門店を引き込みます。一方きょうま選手はドラゴニックレイジからppブーストを行ってプレシオサウルスの最速着地を目指します。

きょうま選手の6ターン目のプレシオサウルス進化に対し、カラクリ選手は2枚のマジックミサイルで2ドローを見た後、突然の落石で除去、

きょうま選手の7ターン目の横展開を境界の魔導士で凌ぎ、荒野の休息から0コストのナテラの大樹を手札に残し、次のリーサルに向けターンを返します。

しかし、カラクリ選手は魔道具専門店を着地させた8ターン目、接合からカードを5枚引き直しますが、ここで残りデッキ12枚まで掘って、残る2枚のグラウンドサークルと3枚のウィズダム・マナを『1枚も引くことができない』というとんでもない不運に見舞われ、専門店を回すことができません。

そのままきょうま選手がカラクリ選手のライフポイントを削りきり、カラクリ選手、悔しい敗北となりました。

ローテーション4試合目 MURA選手 vs きょうま選手

MURA選手デッキ詳細

MURA選手が使用するディスカードドラゴンと、きょうま選手のリノエルフの試合となった最終戦、こちらも先行を取った方がリーサルを早く持てるため、先行有利のマッチアップです。

きょうま選手は地を裂く異形をマリガンで返し、リノプランで勝ち切る動きを選択、2ターン目にはリノセウス2枚とバウンス効果を持ったカードを3枚手札に揃えて最速勝利を目指せるモンスターハンドになりました。
MURA選手は6ppでのプレシオサウルス進化、7ppでの悲哀の赤龍2枚プレイを目指してディスカードを進めていきますが、きょうま選手は4ターン目にリノセウスを2枚使用して、1枚盤面置きしながらリノカウントを5ターン目に見えている手札のみで達成できるまでに進めます。

きょうま選手、なんと5ターン目に3枚目のリノセウスを引いたことでプランを変更、ライフを5まで詰め切り、手札に2枚の堕落の決意がある為、次ターンのリノ進化から、2枚守護を張られてもリーサルにたどり着くシチュエーションを生み出し、この最終戦に早すぎる王手をかけます。

MURA選手はこれまで温存した悲哀の赤龍を2枚使いますが、このままではきょうま選手視点では堕落の決意で突破され、ライフポイントが持ちません。
しかしこの場面でディスカード効果から2枚の治癒のドラグーンを引き込み、これを更にディスカードすることによってギリギリライフポイント11まで持ち直し、きょうま選手のリーサル打点から逃れることに成功します。

きょうま選手はこの回復と2枚の悲哀の赤龍を突破できず、MURA選手、この大事な最終戦で大逆転勝利を収めました!

3勝2敗で勝利した今節、NISE選手の初勝利と、カラクリ選手の不運を拭うMURA選手の大活躍によって見事勝利を収めることが出来ました。
ディスカードドラゴンのラブソング採用枚数や、異形リノに対してディスカードが勝てることを根拠に投げ順を工夫できたこと、2ピックの負けを覆すNISE選手の勝利が3戦目の専門店投げに繋がったこと等、今節は構築組の意地を見せられた良い節だったと思います。

次回のプロリーグは7月26日、NTT-WEST リバレント戦となります。

第4節もご声援よろしくお願い致します!