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2020/08/22
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第6節 vs G×G 結果報告
先週、8月16日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第6節の模様を皆様にお伝えします。
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2pick バーサ選手 vs フォレスト選手
バーサ選手、フォレスト選手、両者共にネクロマンサーのpickとなりました。
また、両者対戦相手がウィッチ想定でのアグロプランを重く見て、酒呑童子を優先的に取り込んだ形となりました。
フォレスト選手は序盤から幽魂の棺をキープし、中盤に盤面を厚くするプランを選択。
対するバーサ選手は座敷童に進化を切って、酒呑童子を後半へ残す、とにかくミラーマッチのリソースを重く見て勝ち切るプランを選択しました。
バーサ選手は5ターン目に進化を切るか悩みますが、ここも以降まで進化権を切らずに我慢して、覇食帝の調理やネクロマンサーの除去カードに進化権を無駄にさせられることを想定してターンを終えます。
6ターン目のバーサ選手、ここで神話の剣を出して、ここでも座敷童はライフポイントを詰めることに使わず、相手のネクロアニマルズを消滅させることで、このマッチがリソース勝負であるということに徹底します。
フォレスト選手は強いフォロワーを立てても神話の剣に消滅させられてしまう為、8ターン目からアグロプランに切り替えます。
フォレスト選手は冥界への霊道からロンリネスゴーストを召喚。ミヤコに進化を切って盤面を無視してバーサ選手のライフポイントを詰めていきます。フォレスト選手視点では、10ターン目にゼルガネイアの特殊召喚が見えていることからも十分決め切れるだろうという判断です。
バーサ選手もここで酒呑童子に進化を切ります。
バーサ選手視点では、残りライフポイント13点のフォレスト選手に対して、酒呑童子とロンリネスゴーストを両方とも倒されることがなければ、9ターン目に雪女+カイザの激辛料理+ロンリネスゴーストのラストワードによるゴースト2体+酒呑童子でぴったり13点のリーサルが見えています。
ここでフォレスト選手は盤面を取り返す手段がなく、バーサ選手、好調な2連勝となりました。
ローテーション1試合目 MURA選手 vs ちゃみ選手
専門店、ヴァンパイアが見えているので異形を投げる択があるのではと読んだSHG側、異形を相手が最後まで残すことを想定。
ここでNISE選手がウィッチを投げてくるのではと予想、それに対しMURA選手がドラゴンを先に消化することを選択。
もしも異形をここで投げられたとしても、後半自分達が異形に対して弱いデッキを使いやすくなるとの判断となりました。
対するG×G側もウィッチがドラゴンに当たる前に先に消化したいという思いからウィッチを選択、SHG側はデッキの当て勝ちに成功しました。
デッキの当て勝ちに成功したSHG側でしたが、MURA選手、なかなかppブーストのカードが引けず、プレシオサウルスを5ターン目に進化させることができません。また、プレシオサウルスを探しに行く為に蛇竜の契りを使う厳しいプレイをした為、プレシオサウルス後の手札からの打点を失う展開に。
5ターン目、MURA選手の手札は捨てるカードが何もない状況、ここで苦しいアンキロサウルスのディスカードとなりましたが、遅れて竜の託宣が手に入ります。
ちゃみ選手は次ターンのMURA選手の確定行動がプレシオサウルスであることから、盤面を強くする為にラブソングシンガーを使用しターンを終えます。
6ターン目のちゃみ選手、猫耳の魔法使い・キャルの進化からライフポイントを詰めるか悩みますが、ゼルガネイアをケアしてのターンエンド。
8ターン目のMURA選手、ここでついに3枚目の蛇竜の契りを引き込みます。大逆のドラゴサモナーまで引き込みますが、次のターンのリーサルを狙うには4枚目の蛇竜の契りが必要になります。
ちゃみ選手が9ターン目にキャル、キャル、キャルを決め切り、MURA選手の敗北となりました。
5ターン目のちゃみ選手の『ラブソングシンガーによる1点の無効』が大きく勝敗を分けた一戦でした。
ローテーション2試合目 カラクリ選手 vs リグゼ選手
SHG側がG×G側の異形エルフに対し、上手くヴァンパイアを当てることができたマッチとなりました。
ヴァンパイア側はアザゼルの進化効果で異形エルフのOTKを防ぐプランや、後半まで試合が伸びてリグゼ選手が《吊るされた男》・ローフラッドのプランに変更した際も、背徳の狂獣の進化効果+夜を統べる者・イリヤのUB効果でのバーン効果の差での勝利が見えてきます。
リグゼ選手、3ターン目まで地を裂く異形を引き込めません。
対するカラクリ選手は背徳の狂獣進化に成功。イオを進化してドレイン効果で、神視点での6ターン目のリーサルからも逃れます。
6ターン目、カラクリ選手視点では《吊るされた男》・ローフラッドが合成されたことを見ており、警戒する必要がないことから、バーンプランの為にドローに行かなくても、ライフポイントさえ守っていれば勝てるのでは、ということを意識して悩みます。
カラクリ選手、時間いっぱい悩んだ末、背徳の狂獣+蝙蝠のプランよりもネレイアを出してリグゼ選手に地を裂く異形を出させるプランを取ります。
7ターン目、リグゼ選手はここで異形でライポイントを詰めるのではなくネレイア本体を処理するプレイ、9ターン目のプライマルギガントのエンハンス召喚以外での勝ち筋を失います。
カラクリ選手は8ターン目に、夜を統べる者・イリヤ+禍々しき侵食でライフポイントを20点まで回復しきり、バーン効果でリグゼ選手のライフポイントを6点まで落とし込みます。
次ターン、カラクリ選手が手札からの紅のワルツ+鋭利な一裂きでのリーサルが決めきり、カラクリ選手の勝利となりました。
丁寧な部分ですが、最終ターンも次ターンを見越してライフポイントを1打点詰めることを優先し、6点まで落としターンを返す等、各ターンに相手のプレイを見てから自分のプランを通す、ヴァンパイアらしいプレイが出せた試合内容でした。
ローテーション3試合目 NISE選手 vs Riowh選手
NISE選手はこれまでのプロリーグでネクロマンサーの使用回数が多いことからG×G目線はNISE選手が冥府を使うことが透けていて、一般的に冥府ネクロマンサーに有利とされるディスカードドラゴンをRiowh選手が持ち込むことが想定されました。
NISE選手の認識は冥府ネクロマンサーとディスカードドラゴンは互角の先攻有利ということで冥府を持ち込みました。
NISE選手の先攻。 NISE選手の序盤の手札は幽暗の墓守、ミルティオも引き込めたこれ以上ないレベルのハンドでしたが、Riowh選手の手札もppブーストカード2枚に波涛のプレシオサウルスがある後攻4ターン目のプレシオサウルス着地ハンドでした。
ただ、このプレシオサウルスは先攻2ターン目に設置しておいた幽暗の墓守で処理することが可能です。
冥府ネクロマンサー側のこのゲーム内での勝ち筋は、5ターン目にミルティオをプレイする際に一気にボードを作り、処理困難な状況にして場から体力を奪いつつ、最後のひと押しを冥府への道で行うという形であり、NISE選手はそのゲームプランを実行していました。
ゲームのターニングポイントは先攻6ターン目でした。
すでに4回葬送を行っている冥府ネクロマンサーが百鬼夜行をプレイした際に征伐の死帝の3枚目を引き込んでしまい、征伐の死帝分の手札1枚と場に出るはずだったリッチ1枚分を失うような形になってしまったのです。
さらにNISE選手、ここにきて死期を視るものグレモリーも『すべて引き切ってしまう』という不運にも見舞われました。
これによりグレモリーのリーダー付与効果を得るために2pp支払ってグレモリーからプレイしなければならない状況になり、ドラゴンのライフも15点以上と潤沢にあるため、冥府をプレイしたターンにも勝てない状況になってしまいました。
NISE選手の7ターン目開始時にグレモリーが起動することはおろか、Riowh選手の盤面も処理しきれない形になってしまい、8ターン目にやっとグレモリーを起動し、守護を盤面に供給するも、後攻8ターン目にダークジェイルドラゴンと除去を絡めた動きでライフを削りきられてしまい、NISE選手の敗北となりました。
ローテーション4試合目 MURA選手 vs Riowh選手
SHG側はG×Gの残り2つのデッキ、葬送リアニメイトネクロマンサーと渇望ヴァンパイアに対して有利な専門店ウィッチを選択。
ここでこれまで専門店ウィッチを使用してこなかったMURA選手が自分が行きたいと作戦タイム中に進言しました。
G×GはRiowh選手が葬送リアニメイトネクロマンサーを使用。
先攻はMURA選手、配られた初手は魔女の大釜、グラウンドサークル、魔道具専門店、結束の魔術といった除去もドローソースも兼ねた最上級の手札。
対してRiowh選手はミルティオ、デッドメタルスター、幽暗の墓守が見えない暗い手札となりました。
MURA選手が堅調な動きを続けるのに対してRiowh選手は征伐の死帝をすべて引き込んでしまうなど厳しい状況。
その中でもフェイタルオーダーから征伐の死帝をプレイするなど最大限ライフを詰められるようにゲーム展開をし、なんとか専門店ウィッチに圧をかけようというプレイをしていました。
Riowh選手は4ターン目、5ターン目とつづけてフェイタルオーダーからの征伐の死帝を連打。
MURA選手はその盤面を処理しながら、難なく7ターン目専門店からライフを20点削りきり、勝利することができました。
このゲームのターニングポイントは先攻4ターン目にMURA選手が突然の落石をカーニバルネクロマンサーに対してプレイした点です。 進化可能ターン前に処理することで、自分の体力を守れて、なおかつ征伐の死帝に落石が当たってしまうことを根本的にケア。先攻6ターン目に境界の魔道士をプレイできるような状況につなげる、当たり前ですが細かい良いプレイでした。
今節は大きな当て負けもなく、順調に最終戦まで持ち込めた良い節となりました。
作戦タイム中も雰囲気よく、落ち着いてデッキを投げられていたのではないでしょうか。
次節はAXIZ戦となります。ご声援、よろしくお願い致します!