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2020/09/18
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第8節 vs auデトネーション 結果報告
【シャドウバースプロリーグ】第8節 vs auデトネーション 結果報告
先週、9月14日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第8節の模様を皆様にお伝えします。
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2pick バーサ選手 vs Cross7224選手
バーサ選手は後攻でドラゴン、Cross7224選手は先攻でヴァンパイアという下位リーダー同士の戦いとなりました。
バーサ選手側のキーカードは何と言っても2枚のエターナルホエール、このカードをppブーストから早い段階で破壊させることによって、デッキの中に1ppのエターナルホエールを埋め込み、2pickというデッキ枚数が少ないゲームの特性を活かして鯨祭りに展開させていくことが一番の勝ち筋です。
ライフポイントを詰めて細い勝ち筋を通すCross7224選手のプレイの特徴から、アグロ戦略が通しやすいヴァンパイアをリーダー順位として高めに置いていると予想したバーサ選手。リーダー提示が恵まれない中で、他に提示されたビショップとヴァンパイアに比べて中盤以降アグロ戦略に勝ちやすいと考えてのドラゴン選択となりました。
マリガンはエターナルホエールを全力で探しに行きますがが、ドローに恵まれません。一方Cross7224選手もゲーム中盤から狂乱状態に入るカードに恵まれず、ゲームを通して強い盤面は作れませんでしたが、9ppでのゴブリンスクラムがバーサ選手に刺さります。
横展開を処理できるカードが一枚もなかったバーサ選手はこの盤面を返せずターンエンド。
10ppのCross7224選手、ラッシュインプのエンハンス効果でインプランサーが疾走しバーサ選手のライフポイントを詰め切ります。
ヴァンプの勝ち筋である空中打点を抑え続けることを意識したというバーサ選手でしたが、最後までキーカードが引けず、前回に引き続きゴブリンスクラムに苦しめられる厳しい敗北となりました。
ローテーション1試合目 まっつ選手 vs Enju選手
まっつ選手は後攻でリノエルフ、Enju選手は先攻で進化ロイヤルのマッチアップ
1ターン目から長考してターンを終えるEnju選手、これによって無敗の剣聖・カゲミツがあるのではないかというイメージをまっつ選手に植え付けます。
まっつ選手は2ターン目、導きの巫女・コッコロを出してドローを行うかどうかを検討しますが、守護裏にカゲミツが進化状態で立ってしまうと3ターン目に処理が行えない為にターンを終えます。
まっつ選手はエルフクイーンを引き込んだことで、後攻4ターン目に進化効果で盤面を一掃できる見通しが立ったため、長考した後、コッコロでリノセウスを探しに行きましたが未だリノセウスが引けません。
一方でEnju選手も次のターンにエルフクイーンでの自分の盤面が全て除去されることが見えている為、ペインレスサムライのみのプレイに抑えてターンを終えます。
まっつ選手目線ではEnju選手が5pp以降に備えてフォロワーを温存しているようにも見えますが、実際のEnju選手は手札の質が非常に悪く、5pp以降を支える白銀の閃き・エミリアや、進化回数を稼ぐためのオネストシーフ、また、リノエルフにとっての脅威となる戦争商人・アルヤスカ(アルヤスカを取れるカードが堕落の決意しかない為)といったカードが一枚も引けておりませんでした。
これによって5ppでゲルト進化という苦しい動きをせざるを得ないEnju選手、このプレイをまっつ選手は見逃しませんでした。
5ppでゲルト進化しかできないという事は、ハンドにはエミリア、カゲミツ+分身のどちらもなく『進化数も連携数も稼ぐことすらできない相当困窮したハンドである』と考えたまっつ選手、ここからEnju選手に指揮官カードを一枚も与えないよう2ターン連続でゲルトを放置し、尚且つEnju選手のライフポイントにプレッシャーを与えるプレイに切り替えます。
7ターン目、まっつ選手は森を彩る者・エルフクイーンを進化させ、その横にもう一枚のエルフクイーンをプレイし、次のターンにエルフクイーン進化を予約します。
Enju選手はアンリエット+ゼルガネイアにするか、ゼルガネイア+引いてくるフォロワーでオネストシーフ等を引いて未進化エルフクイーンも取る択にするか迷い長考しますが、安定択であるアンリエットを絡めた択を選択。
返すまっつ選手のターン、永久なる輝きエリンをプレイし、アクセラレート効果で進化権を回復、エルフクイーンを再度進化させ、ライフポイントを詰めます。
ここでやっと指揮官カードであるアルヤスカを引き込み、プレイできるようになったEnju選手でしたが、まっつ選手の9ターン目、森林の狼を進化させての疾走でライフポイントを詰め切り、まっつ選手の勝利となりました。
ローテーション2試合目 カラクリ選手 vs Spicie選手
カラクリ選手は後攻で葬送ネクロ、Spicies選手は先攻で冥府ネクロのマッチアップ。
冥府側が後半に向けて有利で、ネクロミラーは先行がとても有利である為、後手をとって渋いカラクリ選手。
ここで後攻側が欲しい理想ムーブは、ボード有利の為の幽暗の墓守、ハングリースラッシュ、酒呑童子進化から5ターン目のミルティオと繋ぎ、その中で征伐の死帝を葬送してフェイタルオーダーを構える動きですが、ゲーム全体としては葬送を行えたカードの質や、ミルティオを相手より先に引けるかどうか等が鍵となるマッチとなりました。
カラクリ選手は征伐の死帝とスピリットキュレーターを1ターン目から引き込み、とても好調なスタート。フェイタルオーダーも手札に揃っており、2ターン目にハングリースラッシュの当て先としてSpicies選手からモーターグレイブディガ―が出てきたことで、スムーズに葬送を進めることができました。
一方Spicies選手もスピリットキュレーターを引いており、順調に墓場を稼いで冥府プランを目指していきます。
カラクリ選手は3ppでスピリットキュレーターでの葬送先を悩みます。デッドメタルスターは優秀な葬送先ではありますが、葬送してしまうと4ppでのフェイタルオーダーからリッチを出す択が亡くなってしまう為、ここはカーニバルネクロマンサーを葬送しました。
一方Spicies選手も征伐の死帝を葬送することに成功、ここでカラクリ選手はSpicies選手が幽暗の墓守をプレイできていないことや、5ターン目のミルティオ進化に備えるという意味で、想定通りフェイタルオーダーによって面押ししていくことを選択します。
しかし、実際のSpicies選手の手札はそこまで良いものではなく、ミルティオも引けておらずスピリットキュレーター進化でとるのがやっとという手札でした。
返すカラクリ選手のターン、カラクリ選手もミルティオが引けておらず、ここはデッドメタルスターをアクセラレート効果でプレイすることで連携のカウントを10まで増やし、次ターンに天覇風神・フェイランを絡めた強い盤面を作ることに切り替えていきます。
このターンのプレイが手札のフェイタルオーダーとかみ合ったカラクリ選手、7ターン目にエンハンス効果でのカーニバルネクロマンサーに備えて、ハングリースラッシュ+フェイタルオーダーでSpicies選手のライフポイントを11まで詰めることで、先ほどのデッドメタルスターが、『この盤面の内5点でも打点が残れば次のターンに勝ち切るプレイ』にまで昇華しました。
Spicies選手、手札上で処理ができない為、守護をなんとしても貼ろうとグレモリーをフェイランから葬送しますが、フェイランの効果での守護は立ちませんでした。
プラン通りカラクリ選手がSpicies選手のライフポイントを詰め切り、見事勝利を掴みました!
ローテーション3試合目 MURA選手 vs ミル選手
MURA選手は先攻で進化ロイヤル、ミル選手は後攻でディスカードドラゴンのマッチアップ。
このマッチアップは先行の有無、そしてロイヤル側は白銀の閃き・エミリア、戦争商人アルヤスカの有無、ドラゴン側はppブーストからのプレシオサウルスの最速進化、ここが試合全体の有利不利を決める要素となります。
MURA選手は順調に先行を取って、エミリア、戦争商人アルヤスカ、2コスト2/2フォロワーと、強い動きが見えた最高のハンドとなりましたが、一方ミル選手は2回のppブーストから後攻4ターン目のプレシオサウルス進化というこちらも最高の動きとなりました。
勝負を決めたのは4ターン目のミル選手のプレシオサウルス進化による打点の当たり先でした。
守護裏に戦争商人アルヤスカを隠して、アルヤスカが打点を吸ってもよし、守護以外の2枚に当たってもよし、という盤面を作り、次ターン以降もアルヤスカが残れば盤面を打点から守れる展開となるかと思ったのですが、ここでミル選手のプレシオサウルス進化が盤面の唯一の1/1守護に直撃、アルヤスカも処理されてしまいます。
MURA選手は体力3のプレシオサウルスをエミリア進化からゲルト突進で綺麗にとりますが、ミル選手は聡明のドラゴニュートスカラー進化から、ずっと欲しかった大逆のドラゴサモナーを引き入れ、蛇竜の契り、ドラゴニックレイジで全処理しつつ悲哀の赤竜を引き込む理想の形となりました。
MURA選手の6ターン目、ドラゴニュートスカラーがアグロプランとしての機能でミル選手のリーサルを速めてしまうことは明白の為、動乱商人・イルミスナで無理やり取る苦しいプレイとなりました。
ここにミル選手のダークジェイル3枚プレイが刺さり、煌剣の戦士・アンリエットが引けていればわからない場面でしたが、このまま押し切られMURA選手の敗北となりました。
ローテーション4試合目 MURA選手 vs Spicies選手
MURA選手は先攻でディスカードドラゴン、Spicies選手は後攻でバーンヴァンパイア。
ドラゴン側は、ヴァンパイア側が中盤以降に直接ライフポイントに向けて連発してくる空中打点に対し、治癒のドラグーンやゼルガネイアといったカードで回復しつつ、大逆のドラゴサモナーをディスカードすることを絡めて強い盤面を押し付け返すことが求められます。
基本的にはディスカード効果とボードの両方からライフポイントを詰め返すことを目指しますが、回復カードが引けなければ、ヴァンパイア側にそのまま押し切られてしまうこともあるマッチアップです。
MURA選手はマリガンで岩石のアンキロサウルス、水呼びの龍使いの2枚をキープ、序盤のヴァンパイアの小型フォロワーの連打に備えつつ、少しでも空中打点以外の打点をライフポイントに通さずに、ゆっくりとプレシオサウルス進化を目指していく構えです。
一方Spicies選手側は8ターン目以降までゲームが伸びた場合、手札が回ってしまって回復が供給されたディスカード相手に勝てないことは見え切っている為、アグロプランが一番やりやすい形を目指してマリガンを行い、フォロワーを並べていきます。
この両者のプランが上手くかみ合い、尚且つSpicies選手側が背徳の狂獣に恵まれなかったことと、5ターン目にゼルガネイアでライフポイントを戻せたこと等がMURA選手に有利に働きます。
6ターン目には残りの手札枚数が2枚となるまで使い切ってしまっていたSpicies選手、MURA選手のプレシオサウルス進化を取る手段がありませんでした。
プレシオサウルスの直接の7打点にディスカード効果、そして引き込んだダークジェイルドラゴンが合わさり、7ターン目でのMURA選手の勝利となりました!
今節も3勝2敗で勝利することができました。
新加入のまっつ選手はリノセウスが引けない中で勝利を掴み、カラクリ選手も不利なマッチを返し、MURA選手も首位選手であるSpicies選手を破ることで、構築組全員が1勝することのできた節となりました。
また、今回の勝利で、リーグ全体としてもチームが1位を目指せる位置に就くことが出来ました。
来節以降、初の首位を目指して更に勝利を重ねて参りますので、引き続きご声援よろしくお願い致します!