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2020/11/13
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第10節 vs レバンガ☆SAPPORO 結果報告
【シャドウバースプロリーグ】第10節 vsレバンガ☆SAPPORO 結果報告
10月4日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第10節の模様を皆様にお伝えします。
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2pick バーサ選手 vs 真春選手
バーサ選手はロイヤル、真春選手はヴァンパイアを選択しました。
【ピック解説】
ロイヤルのデッキ作成で気を付けるべき所は、ゴールド提示の平均値が高く、安定感がある一方で、直接打点となるカードが乏しいことです。
その為、打点となるカードを数枚とっておかないと、終盤詰め切りたいタイミングで困ることが多く、その部分を意識してピックを進めなければなりません。
バーサ選手が一番悩んだのは、バニー&バロンの提示と、信念の剣閃&お姉ちゃん剣士・シズルの提示でどちらを取るかといった部分でしたが、先ほど記述したように、後半の信念の剣閃の直接打点が貴重なのと、今期はネクロマンサーを上位に置いているプレイヤーも多い為、それを捲る為にもシズルに守護、打点、回復があるといった部分で優秀という理由で、バーサ選手は今回そちらを選択しました。
【試合内容】
真春選手は、銀矢の狩人、密約の吸血鬼、ベアーベルセルクと綺麗に3ターン連続で自傷をしながら動いていきます、一方でバーサ選手はデュアルブレーダーのスタッツを上げて密約の吸血鬼を上取りしていきます。
お姉ちゃん剣士・シズルとゼルガネイアのドローによって8点分の回復が確約されたバーサ選手、魔剣の騎士・ハザンにシズルを処理されますが、それでも十分にライフポイントを持ちなおせる展望が見えています。
5ターン目、バーサ選手はゼルガネイアでのランダム処理か、居合の神髄でのハザンの確定処理で悩みますが、pick時に1ppのカードを複数枚とっていたことを思い出し、居合の神髄の択は4pp+1ppフォロワーの進化によって2ドローの結果次第では2面処理もあった為、居合の神髄を選択しました。
一方真春選手は手札枚数が少なくなってきており、アグロプラン以外での勝ち筋が見えない状況に。
ルーレットヴァンパイアで盤面を強くし、ラストワードの魔道装甲車が疾走カードと絡めて、打点と守護裏の大きなフォロワーを両立できれば…、という状態。
それに対しバーサ選手はトップからナハト・ナハトを引き寄せ、この盤面を全処理します。このドローが勝負を決めました。
真春選手は銀矢の狩人で何とか守護を立てますが、最後はバーサ選手が爆炎の魔人で詰め切って、見事バーサ選手の勝利となりました。
ローテーション1試合目 MURA選手 vs さわさき選手
【マッチアップ】
MURA選手はディスカードドラゴン、さわさき選手は葬送ネクロマンサーとなりました。基本的にはドラゴン側が有利なマッチアップです。
【マリガン】
葬送ネクロに対してのマリガンは、ネクロ側の5ターン目のミルティオ着地に対し、できるだけ高いppを保持した状態でのプレシオサウルス進化の着地が最高のプランとなる為、
ppブーストを引けていた場合はプレシオサウルスをセットキープ
ppブーストカードを引けていなかった場合は、プレシオサウルスを引けていた場合でも、プレシオサウルスを含め全て返して、ppブーストカードを引きに行く
というマリガンを先攻後攻関係なく行います。
今回は初手でプレシオサウルスを引けていましたが、ppカードを引けていなかった為全て返してppブーストカードを引きに行くというマリガンを行いました。
【試合内容】
この試合では、龍の助言からプレシオサウルスを引くことに成功したMURA選手、3ターン目にppブーストも行えて上々の滑り出し、マッチアップとしても有利なのでこのまま押し切りたいところです。
スピリットキュレーターでデッドメタルスターを葬送するさわさき選手に対し、最速プレシオサウルス進化を無事行えたMURA選手。
それに対しさわさき選手は、グレモリーとフェイランを引き切ってのフェイラン0枚という不運に見舞われ、盤面に着地したプレシオサウルスの扱いに困ります。
フェイタルオーダーからデッドメタルスターを出して、進化権を使っての処理をする択を選び、辛いターンとなりました。
一方MURA選手はエターナルホエールを出して、万華の鳳凰進化、ドラゴニックコールから2ppになった大逆のドラゴサモナーを引き、疾走打点、蛇竜の契り、悲哀の赤竜で10打点は見えているといった体制を整えます。
8ターン目、特に障害となる盤面を返されることもなかった為、MURA選手は竜の助言、憤怒の碧竜、竜の助言、エターナルホエールで盤面を貫通させ、MURA選手の勝利となりました。
ローテーション2試合目 カラクリ選手 vs Tatsuno選手
両者専門店ウィッチを持ち込んでのミラーマッチとなりました。
【マリガン解説】
専門店ミラーのマリガンは、
先攻の場合は先7専門店を目指し続ける作業となるので、専門店が引けていた場合は専門店単キープ+0コストのカードを探しに行く
専門店が引けていなかった場合は0コストカードをマリガンで流し、専門店+ドローカードを取りに行く。
後手の場合【先攻専門店に対して、接合を複数枚連打して手札の質で捲るパターン】を想定するため、専門店、でたらめな接合の2枚がマリガン対象になっていきます。
【試合内容】
手札リソースや盤面等は勝敗に関与せず、先に魔道具専門店で20点削ることが両者の基本プランとなる為、先行有利なマッチですが、ここでカラクリ選手は後攻を取りました。
4ターン目、氷獄の顕現から辺獄の悪鬼を取ったカラクリ選手、Tatsuno選手の手札が4枚まで減っているので、魔道具専門店を破壊できるのではないかと考えます。
しかし、5ターン目、でたらめな接合を引いたことでプランが揺らぎます、専門店がまだ引けていないことと、6ターン目に悪鬼をプレイすることを考えると、7ターン目までに専門店を自力で引いてこなければいけないことにプレッシャーを感じ、接合によって手札を入れ替え、魔道具専門店のドローに成功します。
対して先に魔道具専門店を回し始めたTatsuno選手ですが、リソース不足から一時動きを止め、カラクリ選手にも1ターンの猶予が生まれましたが、このターン中にリーサルを決められなければ敗北確定という状況までカラクリ選手を追い込みます。
ここでカラクリ選手は専門店を回し切るカードを引き込めず、カラクリ選手の敗北となりました。
ローテーション3試合目 まっつ選手 vs きょうま選手
【マッチアップ】
まっつ選手はバアルヴァンパイア、きょうま選手は進化ロイヤルの対戦となりました。
バアルヴァンパイア側がかなり厳しいマッチアップなので、ドローよりも1コストフォロワーで序盤から盤面を取り、後半になるまでにスペルと背徳の狂獣の空中打点で一気にライフポイントを削り切ることが求められ、それができなければ敗北濃厚である為、最初のヴァンパイア側のマリガンの結果が勝敗に大きく影響するマッチアップです。
【マリガン解説】
先攻後攻関わらず、このマッチアップのマリガンは1ppフォロワーとスタッツ2/2の2コストフォロワー、背徳の狂獣、この3枚は絶対に引き込み、盤面を押していきたいです。
【試合内容】
きょうま選手側の進化回数が5回以上になってしまうと、アンリエットやゼルガネイアが手札にあるだけでロイヤル側の勝利濃厚となってしまうので、それまでにスペルや直接打点の効果で押し切りたいという狙いをまっつ選手は一貫して貫きます。
しかしきょうま選手も進化回数と回復が何よりも鍵となるマッチであることから、ラミエルとゼルガネイアをキープ。
カゲミツ自動進化、ラミエル進化、5ターン目の6ppエンハンス進化のナハト・ナハト+スティールナイト進化で、最速での4回進化を達成。
また、7ppでのゼルガネイア+ペインレスサムライ進化で進化回数5回の達成と回復と効果打点の妨害と、バアルヴァンパイア側が最も苦手とするプレイを完璧にこなします。
まっつ選手も進化権を回復しつつなんとかイオ進化で盤面を取り返しつつ、打点を稼ぎ続けますが、2枚のアンリエットにライフポイントを戻され、最後はきょうま選手の君臨する猛虎の疾走によってまっつ選手の敗北となりました。
ローテーション4試合目 MURA選手 vs きょうま選手
【マッチアップ】
MURA選手は進化ロイヤル、きょうま選手はコントロールネメシスのマッチアップとなりました。
進化ロイヤルとコントロールネメシスのマッチアップでは、ロイヤル側の後半にかけてのボードの展開力がコントロールネメシス側にとって厳しい為、進化ロイヤル側が有利なマッチアップです。また、ペインレスサムライによって、OTKプランを防げる可能性があります。
【マリガン解説】
前述の理由より、コントロールネメシスに対し、ロイヤルの『ペインレスサムライをppのくっつきに合わせて2コストで雑に切る』ということはありえないプレイとなってしまう為、マリガンではペインレスサムライは必ず返します。
先攻ならエリミア+2コストフォロワーとなるマリガン
後攻なら、まずはラミエル(あれば最高)+4ターン目までをppのくっつきよく進められるフォロワーというマリガンを狙います。
【試合内容】
MURA選手は後攻を引いてしまっている為、9ターン目までに試合を決め切りたい一方、きょうま選手は先攻を取ってOTKを先攻9ターン目に決められれば試合を終わらせられるため、OTKパーツを揃えていきたい所。
きょうま選手はストレイホロウ・イルガンノを序盤から積極的にプレイし、ヴォイドリアライズを2回プレイして大幅にフォロワー破壊回数を増やしていきます。それに対しMURA選手もナハト・ナハトを連続プレイして盤面を返し、進化回数を増やしていきます。
試合を大きく分けたのはきょうま選手がOTKパーツを引き込めていなかったことでした。これにより試合は10ターン目まで伸びることとなり、MURAさん視点では『10ターン目のOTKを凌げれば自分がOTKで勝てる』というプランが見えてきました。
9ターン目にMURA選手のリーサルを防ぐため、きょうま選手はデッドペナルティ+ラブソングシンガーでターンを伸ばしますが、それに対しMURA選手はペインレスサムライ+シールドフォーメーション(連携15)でペインレスサムライにラグナアウェイクが当たらない限り負けないという盤面構築+墓地枚数19枚で残す為(魔道列車で再度試合が伸びる可能性も考慮し)、敢えてフォロワーを2面残しターンを返しました。
このプレイを打破するプランを模索するきょうま選手でしたが、MURA選手のこの択が強く刺さり、MURA選手の勝利となりました。
今節はバーサ選手とMURA選手の活躍により見事な勝利となりました!
このまま継続勝利を目指して頑張っていきます!