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2020/12/06

シャドウバース

【シャドウバースプロリーグ】第16節 vs 名古屋OJA ベビースター 結果報告

【シャドウバースプロリーグ】第16節 vs 名古屋OJA ベビースター 結果報告

第15節 vs au デトネーション 結果はこちら

先週、11月29日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第16節の模様を皆様にお伝えします。
動画はこちら

2pick バーサ選手 vs さに選手

バーサ選手はネクロマンサー、さに選手はビショップの選択となりました。

【pick解説】
第15節と同じように、前に寄せたのピック方針でのネクロマンサーを組み上げようと思ったバーサ選手でしたが、今回の提示は一味違いました。
まず、最初のレジェンド提示のシノブ、共振がそこまで強い訳ではない為、攻めるより受けに近いカードが提示されてしまい、そこで考える要素が増えてしまいます。

2回目のレジェンド提示はモーターグレイブディガー、大ツルハシの骸 or 大妖狐・ギンセツ、輪廻の強制の2パターン。
どちらも終盤に繋がる強いカードで、バーサ選手はその時点でネクロインパルスや恨みの語り部のようなカードが取れていないことから、終盤に安定性を求める思考へ変化させました。

バーサ選手の最終レジェンド提示がとても強く、王墓の骸、トリニティモンスターズの2枚で、その際、冥界への霊道をシルバー枠から取れていたことや、王墓の骸がネクロマンスを稼ぎながら盤面と手札にリソースを供給してくれるカードであることで、デッキのフィニッシュ力と安定性がグンと上がりました。

ブロンズ枠で提示された呪いの銅貨をハンドリソースとして取るべきか迷う場面がありましたが、ネクロマンスを大量消費してしまうことと、もう片方が2コストの枠が2つ埋まるフォロワー提示がされていたので、ピックに迷いましたが、スパルトイサージェントとスカルドリーマーの提示をピックし、前節のアグロに寄せたデッキとは毛色の違うネクロマンサーを組み上げました。

【試合内容】
序盤、バーサ選手ははさに選手に有利トレードをされることを嫌い、処理を徹底しました。
この時点でバーサ選手はトリニティモンスターズとギンセツを既に引いており、ロングゲームを目指していくこととなります。
5ターン目にさに選手から先見の神官を出されたバーサ選手、ここにアクセラレートのギンセツを返すことで有利トレードをするのか、ギンセツを強く9ppで使うのか迷います。
次ターンにさに選手にカインドブライトを打たせたいという意図と、横展開を押し付ける形にすればカインドブライトがさに選手のハンドにない場合、さに選手のリソースに打撃を与えられるという判断で、アクセラレートでギンセツを使います。
結果としてさに選手の手札にあるカインドブライトは我慢されてしまいますが、進化権を消費させて相手の動きを見ることができるターンになりました。

7ターン目、バーサ選手は恨みの語り部+ゴブリンバズーカ進化と動いたのですが、ここは両雄激突を打つ択もあり、ここで両雄激突での処理を行えばさに選手側にビショップの消滅カードを使われたとしても墓地枚数が15枚となったので、次ターンのプランをより確実なものにするべきなのかどうかを天秤にかけ、迷ったターンとなりました。
8ターン目のバーサ選手、レヴィールの無法者でさに選手のセトを取ることができたことによって、結果として先ほどの進化択で7点ライフポイントを詰めることに成功、リーサル圏内にグッと近づくことに成功します。
9ターン目、輪廻の強制+トリニティモンスターズでさに選手の残りライフポイントを6点まで詰めて、ネクロマンサーのリーサル圏内へと王手をかけたバーサ選手。一方でトリニティモンスターズが消滅されてしまう場合は、フェイタルオーダーや冥府の霊道のバリューが落ちてしまうことが懸念され、ここが一番の勝負所となりました。

このバーサ選手の横展開に対し、遂に我慢していたカインドブラストを使用するさに選手でしたが、これによってトリニティモンスターズが破壊され、バーサ選手側のリーサル札がデッキの中にはネクロインパルスと冥府の霊道の2枚となり、こちらとしてはビショップ側に1ターンも渡したくない為(座敷童等で面を作ると破邪の光等を使って回復される可能性がある)ダンシングゴーストで攻めの姿勢を取り続けました。

10ターン目、リーサル札となるカードであれば何でも勝ちの状態に来ていたバーサ選手、ドローでは引き込めませんでしたが、再度ハングリースラッシュから山上をもう1枚開き、リーサル札であった冥府の霊道を見事引き当て、勝利を掴みました。

ローテーション1試合目 まっつ選手 vs 隼人選手

選手デッキ紹介

【マッチアップ】
まっつ選手はディスカードドラゴン、隼人選手連携ネメシスのマッチアップ

ネメシス側がボードを作るデッキであるのに対して、ドラゴン側はプレシオサウルス進化後にライフポイントを詰める能力とボード処理能力の両方が高いデッキであることで、手札からライフポイントへの打点が出にくいネメシスに対してはドラゴン側が大幅有利なマッチアップです。

【マリガン解説】
先攻 竜の託宣、ドラゴニックレイジ 
後攻 竜の託宣、ドラゴニックレイジ、烈覇のアルチザン・レジー

ppブーストを全力で引きに行った形をとりました。

【試合内容】
竜の助言を2ターン目に打って、託宣とドラゴニックレイジを引き込めたまっつ選手、プレシオサウルスも引けたので、序盤としては満点の手札となりました。

また、まっつ選手の4ターン目のダークジェイルドラゴンを置いてのターンエンドでしたが、このプレイは既にフォロワーを3面埋めている隼人選手にとっては手札の放浪する料理人が進化をすると場に乗り物が出てしまいアメスを置けず、放浪する料理人をバフできない為、ダークジェイルドラゴンをとることができないことを見越した好プレイでした。

この隼人選手の横展開に対し、まっつ選手の5ターン目ゲオルギウスの進化が上手く刺さり、ゲオルギウス進化、大逆のドラゴサモナー、ダークジェイルドラゴンの3面を作ります。

ネメシスの盤面除去能力では、5ppでこの盤面を返すのは難しいのですが、パペットボックスによって見事に盤面を返す隼人選手、しかし、必然的に隼人選手が返すボードも弱くなり、まっつ選手のプレシオサウルス進化がリスクなく決まります。

隼人選手はここから連携10でのフェイラン進化にアメスを絡めて強いボード形成を目指しますが、まっつ選手のハンドは憤怒の碧竜とダークジェイルドラゴン、ディスカード効果のカードで既にリーサル圏内になっており、手札から直接隼人選手のライフポイントを狙うまっつ選手、見事勝利となりました。

ローテーション2試合目 カラクリ選手 vs マサヤ選手

選手デッキ詳細

【マッチアップ】
カラクリ選手とマサヤ選手の清浄ミラーとなりました。
このマッチアップでは、ユカリの所持枚数によるゼルガネイアで攻撃するかしないかの選択の判断が難しいポイントとなります。
また、今試合でマサヤ選手も見せた、先攻側10ターン目に後攻ゼルガネイアに対しての『セト+ユカリ+ジャスティー回復』による3面のボードが押し付けが非常に強く、ここでその動きを取ることで盤面に打点を形成できることがあります。
また、セトが体力が8点で、清浄2面でも6点なので、基本的にこのマッチでは10ターン目以降に2/2の選択不可の必殺守護となるセトの単体置きが強く、相手の動きをセトとユカリの同時置きで阻害することを覚えておくと有利に運ぶケースがあります。

【マリガン解説】
先攻後攻に関わらず、光輝の顕現・ラーを全力で探しに行くマッチアップです。

【試合内容】
清浄ミラーでは2ターン目にやることが無い為、清浄の領域がマリガンで引けていない場合に1ターン目に宝石の輝きを打たずにターンを終えることで、デッキ内の清浄の領域の枚数を3枚の状態で維持し、2枚目の清浄の領域を引く可能性を上げた上で2ターン目に1枚目を引きに行くというプレイも存在しましたが、カラクリ選手は清浄ミラーにおいて2枚目の清浄の領域よりもラーの方が優先度が高いと判断し、1ターン目から宝石の輝きを打つことでデッキの枚数を少しでも早く減らして、光輝の顕現・ラーを引く確率をあげるプレイを行いました。。

8ターン目にユカリを3枚引き込んだカラクリ選手、ここでゼルガネイアの攻撃時効果を強く使うべきマッチになったことを確信します。

試合は進んで10ターン目、カラクリ選手は許しの聖騎士に進化を切れなかったことで手札が1枚減ってしまった場面がもったいなかったですが、ここは時間切れとの闘いとなった惜しい場面でした。

ゼルガネイアターン以降は、お互いにユカリを投げ合う展開になり、カラクリ選手側は一度ユカリを切った後は、ユカリで盤面を押し付ける側でありながら、マサヤ選手のジャスティーと、自身の攻撃したゼルガネイアの効果でユカリが切れると負けが決まる側面も併せ持つ状況となり、毎ターンユカリのUB効果を張り続けながらの盤面形成を強いられました。
カラクリ選手は手札のロレーナ進化+清浄6点+ゼルガネイアの4点で10ターン目のマサヤ選手のセト+ユカリのボードを綺麗に返しつつ、清浄から出てきたホーリーフレイムタイガーを強い盤面形成の為に使い2枚目のユカリを非常に強く使いますが、隼人選手もフレイムタイガーの進化打点とゼルガネイアを使って再度盤面形成、ゼルガネイア、ユカリ、8/4フレイムタイガーの強力なボードをカラクリ選手に押し付けます。

カラクリ選手は最後のユカリを使い、ボードの4/4ゼルガネイア当て、ワンダーコック進化、荒野の休息、ジャスティー回復、ユカリUBで再度非常に強力な盤面を形成しながら最終ターンをマサヤ選手に渡します。

同じくユカリで返せないと次ターンがリーサルターンとなる状況に追い込まれたマサヤ選手でしたが、ここでユカリを引き込むことができず、カラクリ選手の勝利となりました。

ローテーション3試合目 MURA選手 vs ヨシヒコ選手

選手デッキ詳細

【マッチアップ】
MURA選手とヨシヒコ選手の、ロキサスエルフのミラーマッチとなりました。
前節同様、このマッチアップは手札の質が多きく試合を左右するマッチアップです。
【マリガン解説】
先攻:開拓のロデオガイ・ロキサスシャム&シャマ荒野の休息ワンダーコック
後攻:開拓のロデオガイ・ロキサスシャム&シャマ荒野の休息ワンダーコックラミエル

エルフクイーンは単体キープはせず、ナテラ関連のカードを既に引けている場合はセットキープを視野に入れるマリガン基準でプレイをします。

今回はMURA選手は欲しいカードが1枚も引けていなかったので、マリガンで全部のカードを返し、ロキサスとシャム&シャマを引くことが出来ました。

【試合内容】
MURA選手はロキサス、シャム&シャマに加え、荒野の休息をデッキトップから引き込みます。
3ターン目から荒野の休息を引きつつ、次の荒野の休息も引き込み、4ターン目も荒野の休息を打って、0ppのナテラの大樹を2枚抱える正に最高のスタート。

一方ヨシヒコ選手も決して悪いハンドではないのですが、スケアリートレントからナテラの大樹を供給しますが、MURA選手が連続で荒野の休息を打っていることに対してハンド差を感じ辛い表情を見せます。

公開情報として、MURA選手目線ではヨシヒコ選手が荒野の休息を打っていなかったので、6ppでロキサス+ヴァ―ミン進化をするだけの動きができないことが見えていました。
乗り物の出目が良い+ギガントパスチャー以外で面が全処理されることはないと考えたMURA選手、ロキサスから、ナテラの大樹+シャム&シャマ+シャム&シャマ、シャム&シャマをバウンスさせて再度シャム&シャマ、最後にシャムのいたずらを用いて、5ターン目にしてヨシヒコ選手のライフポイントを残り7まで削り、強い盤面を押しつけることに成功しました。

ヨシヒコ選手もこれに対し、ロキサス、シャム&シャマ+シャマのまさざしでさばき切り、守護を2面立て面を押し返します。MURA選手はこれをギガントパスチャーで返しますが、7ターン目のヨシヒコ選手はヴァ―ミンハンターとシャムのいたずら、ヴァ―ミンハンター進化から、導きの巫女・コッコロをプレイし、ライフポイントを11まで戻しつつ2面を作ります。

これまでの5ターン目、7ターン目シャムのいたずらを絡めて処理したMURA選手でしたが、どちらも今後のヨシヒコ選手が強い盤面形成するかしないかで、どちらを使うべきか悩む難しいターンでした。

8ターン目のMURA選手、堕落の決意の2ドローから、シャム&シャマ、もしくは小槌の勇士・スクナを引けば勝ちという所で、見事スクナを引き当て、疾走打点で見事MURA選手の勝利となりました。

今節は初の4勝0敗でチームにとって嬉しいストレート勝ちとなりました。
今年も残すところ2節、良い年越しを迎えられるよう頑張ってまいりますので、ご声援よろしくお願い致します!