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2020/11/13
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第9節 vs 名古屋OJAベビースター 結果報告
【シャドウバースプロリーグ】第9節 vs 名古屋OJAベビースター 結果報告
9月22日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第9節の模様を皆様にお伝えします。
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2pick バーサ選手 vs さに選手
ウィッチを選択したバーサ選手と、ロイヤルを選択したさに選手の対戦となりました。
【ピック解説(前環境)】
ウィッチはシルバー枠に確実な勝ち筋としてあるフューチャービジョンがあること、また、ロイヤルの横展開に対応できるAoEカードが豊富に存在しているという2点を念頭に置いてpickを進めることで、上位リーダーであるロイヤルやネクロに対して強く試合を進めていけるということが強みです。
気を付けるべきところは進化権の使いどころです、今環境では上位に位置するリーダーは横展開が豊富な為、スウィートマジシャン、境界の魔術師等、絶対に特定のカードに進化を使わないといけないという場面が必ず訪れるため、先攻であれば2回しか進化ができないのでどのタイミングが進化まで使わなければいけないのかということを見極めることが何よりも重要なプレイングになります。
【試合内容】
バーサ選手はエクステンドマジックを引いた状態で境界の魔術師を引き込んでおり、手札に土の印を2枚供給できる未来が見えていることからとても好調な滑り出し、対するさに選手は何としても静寂の元帥を引いて後攻4ターン目での最速進化を狙いたいところ。
勝負を決めたのはバーサ選手の4ターン目のパイロエレメントソーサラー、さに選手のペインレスサムライ2枚での展開を見据えた盤面が完成する前のタイミングに綺麗に刺さります。静寂の元帥を引かれなかったことも後押しとなり、バーサ選手側が並べたフォロワーでさに選手のライフポイントを詰める展開になりました。
デッキに魔道具専門店も見えているバーサ選手、このままゆっくり進めていっても勝利が見えていることから進化権を大切にしていき、7ターン目、スウィートマジシャン+知恵の光からアダマンタイトゴーレムを引き込み、それによって出現した土の印で猫の奇術師の効果を起動し、強力な盤面を作ります。
8ターン目にダメ押しのアダマンタイトゴーレムで押し切ったバーサ選手、静寂の元帥に負け続けたジンクスを打ち破る勝利となりました。
ローテーション1試合目 まっつ選手 vs ヨシヒコ選手
【マッチアップ】
まっつ選手のバアルヴァンパイアと、ヨシヒコ選手のディスカードドラゴンの対戦となりました。
【マリガン解説】
先攻、後攻関係なく、ナイトレイドヴァンパイア、背徳の狂獣をキープ
先行であればそれに加えてppのくっつき方に合わせたドローソースとなるカードをキープ。
後攻であればベヒーモスを置きにくいので、ドローソースよりも2ppフォロワーのキープ+背徳の狂獣があれば最高のハンド。
今回は1ppのナイトレイドヴァンパイアに2ppの凶槍の戦士が合わさり、ドローソースとなる永久凍土のベヒーモスも引けているので全キープとなりました。
【試合内容】
勝負の起点となったのはまっつ選手の5ターン目のプレイでした。
2枚目の背徳の狂獣が手札に見えたことから、背徳の狂獣を出した後、レラジュに進化を切るプランを選択。これによってヨシヒコ選手がプレシオサウルスを進化できない状況を生み出しました。
プレシオサウルスのプランではライフポイントを回復できない為、弱く動かざるを得ないヨシヒコ選手、一方で6ターン目に2枚目の背徳の狂獣で進化効果を得て、永久凍土ベヒーモスからドローで打点を稼ぐまっつ選手、ドラゴン側にプレシオサウルスを進化させないことで、一方的なライフレースを実現させ、鋭利な一裂き2枚でライフポイントを詰め切っての勝利となりました。
ローテーション2試合目 MURA選手 vs マサヤ選手
【マッチアップ】
MURA選手のディスカードドラゴン、マサヤ選手の式神ウィッチの対戦となりました。
どちらも先攻が欲しいマッチアップですが、式神ウィッチ側の引きによって如何様にも有利不利の傾くマッチアップです。
【マリガン解説】
式神対面のマリガンは、相手の最大限の動きに合わせるため、ppブーストするカードを全力で探しにいくマリガンとなります。
そのため、ドラゴニックレイジの単キープに合わせ、プレシオサウルス+ppブーストのカードを探しに行く形をとりました。
【試合内容】
初手からルー二ーと使役の式神を引いて良いスタートを切ったマサヤ選手に対し、MURA選手もppブーストとプレシオサウルスを引いてのスタートとなりました。
フューチャービジョンからクオンを引くマサヤ選手、2枚目のルーニィも引いて、マジックミサイルと合わせ、スペルブーストとドローを進めていきます。
一方でMURA選手も竜の託宣が重なり、後攻で2pp先行することに成功、5ターン目に2pp余らせてのプレシオサウルス進化を行います。
MURA選手視点では盤面と前回ターンを合わせても7ブーストのみであったで、7ターン目のクオンは無いように見えていましたが、テトラの反逆と、手札の両雄激突を2枚式神・形代に使う事でルー二ィのスペルブーストを10回達成し、7ターン目のクオン+ルーニィが現実のものとなりました。
MURA選手はパキケファロサウルスとゼルガネイアで何とか盤面を作って回復+打点で相手を詰めますが、ここからはマサヤ選手がルーニィクオンで面とライフを詰め続け、勝負を決めたのは9ターン目、クオン+ルーニィ+ルー二ィ+ルーニィでマサヤ選手に無限ルーニィの形が完成し、10ターン目、MURA選手の敗北となりました。
ローテーション3試合目 カラクリ選手 vs 隼人選手
【マッチアップ】
カラクリ選手は式神ウィッチ、隼人選手は葬送ネクロマンサー
長いゲームになる程ルーニィが仕事をして、ウィッチ側が有利になるマッチアップです。
【マリガン解説】
先行のマリガンは、マストキープのルーニィ、リソース面でカオスウィザード+2コストのスペルカード(何でもよい)。
後攻のマリガンは、ルーニィ単キープ、カオスウィザードや2コストのカードが引けていたとしても全て返し、クオンや、他のスペルブースト系のコストが下がるバリューカードを探しにいきます。
【試合内容】
先行をとったカラクリ選手、初手からルーニィ、カオスウィザード、フューチャービジョンと、先行のマリガン条件をすべて揃えていた為、先ほどのマサヤ選手を彷彿とさせる最高の滑り出しとなりました。
2ターン目のカラクリ選手、フュ―チャービジョンのプレイに対し、ドローが減ること、3ターン目に繋がるカードが山上から引けるかどうか、それに対してスペルブーストを1回多く稼げること、を天秤にかけますが、スペルブーストを重く見てフューチャービジョンをプレイします。見事3ターン目の山上から小さな優等生・キョウカを引いたカラクリ選手、続けて偉大なる研究とクオンをセットで引いて、クオンを増やしながら両雄激突で盤面処理、最早敵なしといった手札となりました。
一方隼人選手もミルティオを引き、酒呑童子の進化状態に入りますが、カラクリ選手も2枚目の偉大なる研究を引いてクオン3枚体制、両者ライフを詰めていく体制に入りました。
カラクリ選手の6ターン目、0コストまで下がった握激でスペルブースト10回を達成し、ルーニィ4枚、クオン3枚、マジックミサイル1枚というこのデッキを象徴する手札に。
当然カラクリ選手は陰陽の開祖・クオンでライフポイントを9点まで詰めて、次ターンのリーサルを押し付けます。
一方隼人選手はここでレジェンダリ―スケルトンを引けていれば打開できたのですが、手札だけでは盤面処理すら間に合わず、ターンを返します。
カラクリ選手のリーサルが通り、見事勝利となりました。
9節は3勝1敗で勝利することができました。
3勝2敗が続く中、好調のMURA選手の敗北を他の3選手で支える形となった今節、無事連勝継続となりました。