NEWSニュース
2020/11/29
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第15節 vs auデトネーション 結果報告
【シャドウバースプロリーグ】第15節 vs auデトネーション 結果報告
先週、11月22日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第15節の模様を皆様にお伝えします。
動画はこちら
2pick バーサ選手 vs cross7224選手
バーサ選手はネクロマンサー、cross7224選手はビショップの選択となりました。
【pick解説】
今期のネクロマンサーは低コストの2pp、3ppのマナカーブをパスで外すことは絶対にしてはいけない為、2pp、特定の3ppのカードを厚くとります。
3ppのカードの中では恨みの語り部が一番優先されるカードで、他の3ppのカードは取ってしまうと『金鉱のネクロマンサー等のリア二メイトカードから、恨みの語り部が出てくることを阻害する』可能性があるので、今期は取りたくないカードという扱いになる場合があります。
しかし、例外的に葬送しつつテンポも取れるスピリットキュレーターのみ、死の哲学者、デスブリンガー、デッドメタルスターなどを運よく引けている場合に限り、フェイタルオーダー等を考慮して取る場合があり、3ppではこの2枚に絞ってpickを進めることになりました。
シルバー枠のカードも死の語り部と同じ扱いのカードがあり、それがネクロインパルスです。
このカードは1枚目であれば必ず避けずにとり、2枚目、3枚目も逆の提示が金鉱のネクロマンサーと言った重要カードでない限りは取りたいレベルでパワーのあるカードとなっています。
今期のpickでは、ネクロマンサー側が守護の突破や相手フォロワーの有利トレードで場に数枚フォロワーが残るという場面も多く、ゴーストを4体出すという事自体が小回りの利く除去にもなるので、ネクロインパルスは2枚、3枚とあっても困るという事がありません。
今回バーサ選手が一番悩んだのは、死の哲学者、ドクロの霊能者・シノブの提示、プリンゴースト・ミヤコ、ノーライフパーティの提示でした。
死の哲学者は9ppで出すとゲームを崩壊させるだけのパワーのあるカードですが、1つ目の懸念は現時点で恨みの語り部4枚、ネクロインパルス3枚と取っている為、9ターン目まで行くような試合展開にならないのでは?という事。
2つ目の懸念は、cross7224選手が上位リーダーに置いている今期のビショップは、長く粘られれば粘られただけ回復もセットになってついてくるリーダーとなっている為、7ターン目まで行ってしまいセトが出されてしまうとネクロマンサー側がゲームオーバーになることが非常に多い為、ビショップと当たった時に死の哲学者は強く使えなさそうである、ということでした。
今回2ppと3ppのカードを厚めに取っている為、4ターン目、5ターン目に3pp+1ppや、2pp+2pp+1ppで出すことも十分に考えられるため、今回は死の哲学者とドクロの霊能者・シノブの両方を見送る決断をしました。
また、今期のネクロマンサーは死の魔鳥の評価も高く、現状のネクロマンサーは殆どのドローソースとなるカードがネクロマンスを使いがちなので、ネクロマンスを貯めながらドローできるという効果を持っている死の魔鳥や、王墓の骸も、ネクロインパルスの為にも取れたら取るカードとなっています。
【試合内容】
今試合はとにかくcross7224選手のライフポイントを詰めることのできる選択肢を優先的に取り続けた試合となりました。
4ターン目に、恨みの語り部と3pp+1ppでミヤコを置けたことがこの試合を大きく左右しました。
次のターンに盤面に残ったミヤコが進化してライフポイントへ3打点出しながら、cross7224選手のハヤブサとソフィーナを両方受け止める役割も担った為、1ppのカードとしては破格の働きをし、この打点がネクロインパルスのリーサル圏内へと繋いでくれました。
これにより、手札上で金鉱のネクロマンサーの語り部で2点、手札の恨みの語り部で2点、ネクロインパルスで8点と、合計12点の打点が手札から見える形になったため、Cross7224選手のライフポイントを削り切ることに成功、見事バーサ選手勝利となりました。
ローテーション1試合目 たばた選手 vs Spicies選手
【マッチアップ】
清浄ビショップのミラーマッチとなりました。
このマッチアップは聖なる祈り手・ユカリの枚数で終盤のラーの凌ぎ合いで勝ち切る為に、中盤から手札を減らすことを意識してドローを進める必要があります。
【マリガン解説】
先攻 光輝の顕現・ラー、清浄の領域、宝石の輝き、ロレーナ、包み込む願い
後攻 光輝の顕現・ラー、清浄の領域、宝石の輝き、ロレーナ
他対面であればワンダーコックもキープしますが、ミラーマッチでは序盤のボードの処理を必要としないので、たばた選手はラーを全力で引きにいきました。
また、清浄の領域を引けている場合には聖なるアルミラージ・ジャスティーをセットキープします。
【試合内容】
後攻4ターン目、Spicies選手は清浄の領域から得られる2ppと、手札の合成効果の回復によって全力で盤面を作りにいきました。
このプレイにより、Spicies選手は体力4以上のフォロワーを3面残しカインドブライトを凌ぐことと、今後のドローを見越して手札が圧迫されないよう、スペース作りをすることに成功しました。
一方たばた選手はカインドブライトを全て引いてしまっている為、手札を溢れさせないように何とか整理したい状況です。
たばた選手は7ターン目にラーを引き当てて、Spicies選手と同じ土俵に立つことに成功しますが、ここでジャスティーを融合してしまった事が後のリーサルに響くこともあり、少しもったいないプレイとなりました。この試合に関してはこちらのたばた選手のnoteでも本人目線の解説がある為、是非ご覧ください。
たばた選手 note:https://note.com/tbtsv12/n/ndf3bfaa84e7a
8ターン目、盤面を作りにいったたばた選手でしたが、これを2面の平等なる裁きで返すSpicies選手。
9ターン目、山上を燃やしたくないという意図からカインドブライトを選択しつつジャスティーを融合したたばた選手、ここも次のセト、ユカリとの面展開と悩んだポイントとなりました。
10ターン目のゼルガネイアの直接召喚でしたが、ここでSpicies選手はゼルガネイアの攻撃時効果を発動させない盤面作りを行いました。
これはSpicies選手が手札にユカリを3枚抱えられていないので、ユカリでの枚数差で負けない為のSpicies選手の選択で、これにより長期的な試合になることが決定しました。
13ターン目、Spicies選手のユカリ温存からのゼルガネイアに対し遂にユカリでの面押しを行うたばた選手でしたが、Spicies選手はここからライブラリーアウトでの勝利が見えていた為、ここから盤面を強くして逃げ切る為にセトをアクセラレートではなく『選択できない守護フォロワー』という役割で使っていきます。
対してたばた選手もユカリを連打しつつライブラリーアウトまでにライフポイントを詰め切ろうと盤面形成+ジャスティーの疾走打点などを狙いに行きますが、2点足りず、18ターン目のライブラリーアウトにより、たばた選手の敗北となりました。
ローテーション2試合目 まっつ選手 vs Enju選手
【マッチアップ】
まっつ選手はディスカードドラゴン、Enju選手はルーニーウィッチのマッチアップとなりました。
このマッチアップはウィッチ側がドラゴン側のプレシオサウルス進化後に回復と盤面処理を両立させる必要がある為、ルーニーをどのタイミングで引き込んでスペルブーストを進められるかが勝負の分かれ目となるマッチアップです。
【マリガン解説】
先攻 竜の託宣、ドラゴニックレイジ
後攻 竜の託宣、ドラゴニックレイジ、烈覇のアルチザン・レジー
ppブーストが引けていればプレシオサウルスをセットキープします。
今回は、先攻だったので、今後ドローリソースに変わる大逆のドラゴサモナーをキープして、残りを返しppブーストとなるカードを探しに行きました。
【試合内容】
今試合では、ppブーストを進めることに成功し、先攻5ターン目にプレシオサウルスを進化できたまっつ選手でしたが、ディスカードドラゴンの天敵であるルーニィを最初から引けていたEnju選手の横並べと回復量に苦戦を強いられた形となりました。
今回まっつ選手はゲオルギウスが入っていないタイプの構築を持ち込みましたが、ウィッチに対しゲオルギウスは10pp以降、ボードとライフポイントの両方に全体4点を飛ばすことができる為、このマッチアップにおいては少し後悔する選択となりました。
Enju選手の構築は、デッキ枚数を20枚以下にした時のバリューを引き上げる水晶の魔剣士を採用しており、そこにドロシーのランダムドローが強く絡んで、7ターン目にはデッキ枚数が20枚以下を達成、手札のルーニィはその時点でスペルブースト10回を達成していた為、デッキの最大バリューを引き出すモンスターハンドとなっていました。
ディスカードドラゴン自体が、ボードではなく、ライフポイントのやり取りで勝利を目指すデッキであるので、このルーニィのスペルブーストが勝敗を大きく決し、中盤に必死に削ったライフポイントをEnju選手が難なく回復しきる形となり、最後は水晶の魔剣士からのEnju選手のルーニィ3連打により、まっつ選手の敗北となりました。
ローテーション3試合目 MURA選手 vs ミル選手
【マッチアップ】
MURA選手は進化ロイヤル、ミル選手はディスカードドラゴンのマッチアップとなりました。
【マリガン解説】
先攻:ゲルト or エミリア、シールドフォーメーション、カゲミツ
後攻:ゲルト or エミリア、シールドフォーメーション、カゲミツ
【試合内容】
ミル選手の後攻3ターン目、ドラゴニックレイジを打ったことをMURA選手は見逃しませんでした。このドラゴン側のボードが空いているターンにロイヤル側が横並べを行えると、ドラゴン側はプレシオサウルスの正着が非常に困難になる為、手札上で一番横に並ぶ択を取り、ミル選手のプレイを制限させることに成功しました。
このppブーストに対するカウンターアクションの唯一の裏目は、後手4ターン目のゲオルギウスでしたが、ここでミル選手はゲオルギウスを引けていなかった為、このターンが試合を大きく決定づけるターンとなりました。
後攻5ターン目にも再度ナハト・ナハトで横に強いボードを押し付け、終始MURA選手はドラゴンが嫌がるボード形成を行います。
ナハト・ナハトに対して6ターン目のプレシオサウルスで返すこととしたミル選手でしたが、これに数ターンかけて進化回数を稼ぎつつ、9ターン目にアルヤスカから再度横にボードを作り、10ターン目のゼルガネイアでの勝利まで堅実に試合を運び、MURA選手が見事10ppでの勝利を手にしました。
ローテーション4試合目 MURA選手 vs Spicies選手
【マッチアップ】
ロキサスエルフのミラーマッチとなりました。
このマッチアップは手札の質が多きく試合を左右するマッチアップです。
5pp以降の盤面で、
①開拓のロデオガイ・ロキサス始動で乗り物を2面出せる手札を揃える。
②シャム&シャマ or 小槌の勇士・スクナで疾走打点を相手のライフポイントへ与えていく。
この二つをクリアする事で、盤面とライフレースの両面から相手を追い詰めていくことが基本的な試合の進め方となります。
一方で先に攻められてしまった側は、ヴァ―ミンハンターで返しつつの取り返しからライフポイントを詰めていくプランも考えねばならないことや、場合によっては既にリーサルがあるパターンもある為、状況に合わせて多くの手数とプレイの方向性を要求されるスキルマッチアップでもあります。
【マリガン解説】
先攻:開拓のロデオガイ・ロキサス、シャム&シャマ、荒野の休息、ワンダーコック
後攻:開拓のロデオガイ・ロキサス、シャム&シャマ、荒野の休息、ワンダーコック
エルフクイーンは単体キープはせず、ナテラ関連のカードを既に引けている場合はセットキープを視野に入れる。
最大限の動きをするには、開拓のロデオガイ・ロキサス、乗り物を出す為の0ppのナテラの大樹、乗り物に乗り込む為の疾走フォロワーを先ずは揃える必要がある為、今回はマナカーブに適した自由なる冒険者とワンダーコックをキープし、ワンダーコックが引けているのでエルフクイーンもキープしました。
【試合内容】
マリガンから5ターンが進み、ロキサスが引けていないまま、それ以外のカードが万全の状態となったMURA選手。
一方ロキサスは引けているが手札が細く、疾走打点に絡むのが困難な状態になっているSpicies選手という対照的なハンドとなりました。
最初にロキサスでの展開に成功したのはMURA選手、シャム&シャマを絡めてSpicies選手のライフポイントを削りながら強い盤面を形成します。
Spicies選手はシャム&シャマや、ナテラの大樹を回すカードが引けなかったので、ロキサスを手に入れたMURA選手に対し、一方的にボードを返すだけのアクションしか取ることができず、手札がひたすら少なくなっていく厳しい展開となりました。
7ターン目シャム&シャマの差もあり、ライフポイントの回復量でも優位に立つMURA選手、一方Spicies選手もMURA選手の7ターン目が盤面処理に留まったことに対して、ロキサス+ナテラの大樹+対空射撃+スクナでロキサスの守護の裏に8/4疾走のスクナを立てて残りライフポイント6まで追い詰めます。
それに対し、MURA選手は手札に2枚のシャム&シャマを抱えており、最後はロキサスからの、ロキサス+スクナ+シャム&シャマ+シャム&シャマで、守護を取り除き、10点を削り切ってMURA選手の勝利となりました。
1位奪還を賭けた1位・2位対決となった今節でしたが、バーサ選手とMURA選手の活躍によって見事勝利を収める事ができました!
このまま首位継続を目指し、チームとしても更に成長していきますので、来節もご声援よろしくお願い致します!