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2020/12/11

シャドウバース

【シャドウバースプロリーグ】第17節 vs レバンガ☆SAPPORO 結果報告

【シャドウバースプロリーグ】第17節 vs レバンガ☆SAPPORO 結果報告

第16節 vs 名古屋OJA ベビースター 結果はこちら

先週、12月6日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第17節の模様を皆様にお伝えします。
動画はこちら

2pick NISE選手 vs 真春選手

NISE選手はロイヤル、真春選手はネメシスの選択となりました。

【pick解説】
リーダー提示がウィッチ、ヴァンパイア、ロイヤルで、ヴァンパイアを6位、ウィッチを5位、ロイヤルを3位に置いていたNISE選手は、今節ロイヤルを選択しました。
2pickのロイヤルは、後半に連携効果を達成したシールドフォーメーション等で、レジェンド枠以外のカードからもスタッツの高いカードを出ドンドン出して盤面を押し付けるという強みがあるのですが、そこをカインドブライト等で返せるビショップに対しては不利がついているリーダーとなります。

今期のロイヤルの強みはシルバー枠に強いカードが非常に多く、デッキが安定しやすいことにあります。
中でも、シールドフォーメーションゲルトアウトローガンナーの3枚はどれも強い効果を持っている為、提示されたら積極的に取りたいカードです。
レジェンド枠では、戦争商人アルヤスカカースドクイーン・ナハト・ナハト、ゴールド枠の中では静寂の元帥リジェネレーター・ラインハルト、この4枚はどれも試合を大きく分ける効果を持ったカードであり、提示をされればピックしたいカードです。

上記の理由から安定して平均値の高いデッキを作れる今期のロイヤルでしたが、この試合に限ってはそうではありませんでした。

まず、提示が全体的に強くなく、懸念点も複数ありました。
ドローソースとしての枠が1、2枚足りなかったことや、シルバー枠も上記にあるような強い3枚が余り引けていなかったこと、そして、最大のデッキを弱くした原因はニュートラル枠のカードの平均値が非常に低かったことです。
それにより、デッキが完成した時に全体を見ると、ロイヤルとしては弱いデッキになってしまいました。

【試合内容】
1ターン目からイルガンノをプレイされ、絶望するNISE選手、2pickのロイヤルは面を作れるリーダーであり、対するネメシスは横処理能力が非常に弱いリーダーなので、リーダー相性としてはNISE選手側に分があったのですが、唯一、ストレイホロウ・イルガンノだけがロイヤルに対して横処理が強いカードでした。
それが真春選手から1ターン目からプレイされたことで、NISE選手はオルオーンで勝ち切らないと勝てない、というような決断を早期から迫られることとなってしまいます。

NISE選手は2ターン目に黒豹の偵察者を引き当てて、これが1ターン目に生成した黄金の首飾りとも非常にくっつきが良く、盤面に3/3を残すことでライフポイントへのアクセスを目論見ます。

6ターン目に3コストの頂きの闘技場を置いたNISE選手、これは、次ターンにカースドクイーン・ナハト・ナハトのスタッツを大きくし、真春選手の6ターン目の弱い動きを狙うプレイでしたが、6ターン目にナハト・ナハトをプレイする択も存在した為、難しいターンとなりました。

今回はNISE選手の狙い通り、真春選手の7ターン目が神話の剣とイルガンノでの”実質フォロワー1面”の弱い返しとなったため、これがNISE選手にとっては最良の”オルオーンチャンス”となりました。

ここで1/3のランダム打点を真春選手のライフポイントに対して2回引けば勝ち、引けなければ負けという状態でしたが、ここは願いが届かず、最後は真春選手のヴォイドリアライズ+3ppのパラダイムシフトからの疾走打点でライフポイントを削り切られます。

ストレイホロウ・イルガンノのナーフ実装1日前に、プロリーグで最後のイルガンノの煌めきを見せつけられたNISE選手、悔しい敗北となりました。

ローテーション1試合目 MURA選手 vs きょうま選手

選手デッキ紹介

【マッチアップ】
MURA選手がロキサスエルフ、きょうま選手が清浄ビショップの試合となりました。
ロキサスエルフは今回のSHG側の一番強い持ち込みデッキとなり、どのデッキと当たっても最悪5分で押し切れる認識でいましたが、清浄ビショップ相手はその中でも一番当てたくはないマッチアップとなり、2試合連続辛い展開となりました。

【マリガン解説】
先攻:開拓のロデオガイ・ロキサス、シャム&シャマ、荒野の休息、ワンダーコック
後攻:開拓のロデオガイ・ロキサス、シャム&シャマ、荒野の休息、ワンダーコック、ラミエル

エルフクイーンは単体キープはせず、ナテラ関連のカードを既に引けている場合はセットキープを視野に入れるマリガン基準でプレイ。

【試合内容】
きょうま選手は、MURA選手の出したコッコロやワンダーコックを敢えて放置し、盤面に残し続けることで、ロキサス側に4面をフルで使わせないことを意識しました。
また、序盤から選択不可の守護を立てることでヴァ―ミンハンター以外のカードでは返しづらい面を作ります。

MURA選手は、ロキサスが始動する5ターンに体力4以上の盤面を作りつつ、シャム&シャマでライフを削り、回復と盤面除去同時に進めてどちらかを間に合わなくさせることが理想のプレイとなりました。

MURA選手はワンダーコックを引いたことにより、素引きと合わせて二枚の休息が手札にあり、シャムシャマ、森林のオオカミ、ロキサスまであり5ターン目の展開に期待できる好スタート。

5ターン目も場のワンダーコックは放置されてしまいますが、バウンスカードもあるのでここでロキサスをプレイ。 ターンエンド時の盤面として体力4以上のフォロワーを並べておきたいところですが、1回目の乗り物が魔導装甲車だったのがMURA選手としては痛い場面となりました。

また、1回目のシャム&シャマをプレイした際に、ロキサスの効果で従順な駿馬が出てくれさえすれば面も強くなったのですが、ここでもかなわず起動二輪車となってしまいます。
それでもMURA選手は、場のワンダーコックの進化と合わせて、きょうま選手の体力を7まで下げることに成功します。

対する5ターン目のきょうま選手も、丁寧にロレーナに進化権を消費し、体力4のロキサスとワンダーコックの除去を行い、ロレーナの聖水を使用することでの清浄の3打点によってシャム&シャマを除去します。

6ターン目、MURA選手はパスチャーを出すのが一番安着だった為、素直にパスチャーをプレイ。
続けて7ターン目に、ロキサス+スクナできょうま選手のライフポイントを残り5点まで詰めるMURA選手。

それに対して、きょうま選手が7ターン目に追加の清浄を置き、エンハンスの許しの聖騎士をプレイします。
きょうま選手視点ではこれ以外に面を返す択はなく、その上清浄の3点を2回ともどちらかに飛ばさなければこの面は返らない状態となりましたが、上手にスクナ側に2回打点が当たり、なんとか面を返すことに成功します。

一方で、MURA選手視点では自身の進化回数は4回で、フォロワーを進化してから清浄の領域に堕落の決意を打ちたいのですが、一番進化を切って強いカードがヴァ―ミンハンターだった為、そこに進化権を使います。
しかし、ファンファーレ効果で乗り物が1枚盤面にでてしまうため、これによって自分で自分のボードをロックしてまうこととなりました。

きょうま選手は進化権を使うタイミングが無く、余らせている状態だったので、ここで守護のついたワンダーコックを進化置きしてターンを返します。
これをラミエル+エルフクイーンで返すMURA選手、手札を整理して次ターンにリーサルが見えそうです。

10ターン目のMURA選手、ワンダーコックから始動して、シャム&シャマ+対空射撃+シャム&シャマ+森林の狼+シャム&シャマで12点の確定リーサルもありましたが、今節はコッコロから始動して、見事荒野の休息を引き当て、シャム&シャマのプレイ回数効果を満たしつつ、シャム&シャマ+シャム&シャマ+森林の狼+シャム&シャマで見事MURA選手の勝利となりました。

ローテーション2試合目 まっつ選手 vs Tatsuno選手

選手デッキ詳細

【マッチアップ】
まっつ選手がバアルヴァンプ、Tatsuno選手がロキサスエルフの試合となりました。
ロキサスエルフ側がシャム&シャマを5ターン目、6ターン目に絡められるか。
一方でバアルヴァンパイア側が6ターン目、7ターン目をバアルで返せるか。
これによって主導権が切り替わる5分マッチです。

【マリガン解説】
先攻:密約の吸血鬼、歪みし蝙蝠、ワンダーコック、背徳の狂獣、バアル、鏖殺の大悪魔、レラジュ
後攻:密約の吸血鬼、歪みし蝙蝠、ワンダーコック、背徳の狂獣、バアル、鏖殺の大悪魔

ただし、後攻で背徳の狂獣を持っていた場合ワンダーコックは返す。

【試合内容】
3ターン目のワンダーコックから背徳の狂獣が引けなかったまっつ選手、先攻4ターン目もワンダーコックを出すこととなってしまったのですが、バアルがないとロキサス盤面が帰らない為、最優先でバアルを引きに行きたい思いもあり、難しい選択となりました。

ここがショーダウンデーモンのプレイであったら、場の密約の吸血鬼のドローが1枚燃えずに済む事でバアルのドロー確率が上がることと、ワンダーコックではバアルのサーチはできないことなどの理由から、『ショーダウンデーモン+歪みし蝙蝠』でナテラの大樹を供給しつつカードを引きに行く択とで迷うターンとなりました。

一方Tatsuno選手は5ターン目には『シャム&シャマ、ロキサス、ラミエル、0ppナテラの大樹、スクナ』と、全てを手に入れた状態になっており、5ターン目に『ロキサス+ナテラ+ナテラ+ヴァ―ミンハンター+シャム&シャマ+ヴァ―ミンハンター進化+森林の狼+シャム&シャマ』で残りライフポイントを8点まで詰めながら5/4、7/8、3/3の盤面を作りつつ、次ターンのスクナでリーサルまで見える万全のプレイとなりました。

この盤面に対して、ドローを進め、何とか引き当てたバアルで盤面を処理することはできましたが、それ以上の回復は行えず、6ターン目のTatsuno選手のヴァ―ミンハンター進化+シャム&シャマでまっつ選手の敗北となりました。

ローテーション3試合目 たばた選手 vs さわさき選手

選手デッキ詳細

【マッチアップ】
たばた選手が清浄ビショップ、さわさき選手がバアルヴァンプの試合となりました。
序盤は豊富な回復カードを合わせながら地道に相手の盤面の処理をしつつ、終盤は自身の盤面にユカリのUBを合わせて空中打点に耐性を付けることで勝利できる為、ビショップ側が有利なマッチアップです。

【マリガン解説】
先攻:清浄の領域、宝石の輝き、ワンダーコック
後攻:清浄の領域、宝石の輝き、ワンダーコック、聖なる守り手・ユカリ

この試合では、清浄の領域を2枚最初から持つ意味があまりない為、宝石の輝きを1枚キープ、先攻だったのでユカリを早めに持つ利点も無く、たばた選手は素直にマリガンを行いました。

【試合内容】
たばた選手1ターン目で清浄の領域を引いており、『ワンダーコック、休息、ジャスティー』の全てが揃っていたので、2枚目の清浄が引ける期待値を増やす為、1ターン目は宝石の輝きを敢えて打たずに、2ターン目に打つプランをとりました。

一方でさわさき選手もかなり良いスターティングハンドで、バアルも見えつつ序盤のマナカーブも悪くない動き出しでしたが、背徳の狂獣が5ターン目までドローできませんでした。

ポイントとなったのは6ターン目、たばた選手はいつまでも進化されない背徳の狂獣がそろそろ引かれただろうと考え、6ターン目のTatsuno選手の動きは背徳の狂獣進化であることを見越します。

それを自由にさせない為に、6/6以上のスタッツのホーリーフレイムタイガー守護を立てることをまず選択。
そして、6/6のままだと背徳の狂獣を進化当て+禍々しき侵食 or 狂騒の戦士で取られる心配があったので、ここに進化権を使って8/8のスタッツにさらに引き上げてターンを終えます。

当然さわさき選手はこのホーリーフレイムタイガーを取れません。
なので、残りの3ppではバアルをこの段階で投げてしまう必要があり、6ターン目にバアルを6枚融合でのプレイさせられることとなりました。
また、ここでしっかりバアルを引き直せたのはTatsuno選手にとって追い風でした。

これに対してたばた選手はセトの単置きでも盤面が返せる為、神視点ではたばた選手が非常に有利な状態になりました。
ユカリを絡める盤面形成もあるため、ここは除去に留めます。

7ターン目、さわさき選手は、ワンダーコックで自然カードを2枚供給し、2回目のバアルの6枚融合のプレイで返し、たばた選手のライフポイントを10点まで詰めることに成功します。
一方たばた選手がゼルガネイアで回復し、セトで更に回復、ジャスティー融合で守護を付けてターンを終え、ライフポイントを19点まで戻し、盤面に7/6守護のゼルガネイアを立てます。

これに対して最後のバアルを切ることとなったさわさき選手でしたが、ここでさわさき選手のデッキが残り3枚になります。

たばた選手はこれを見て、次ターン鏖殺の大悪魔によるライフポイントへの効果打点が見えているので、ここでユカリのUBを起動しつつ、ゼルガネイアは殴らずに耐久姿勢を取ります。

鏖殺の大悪魔を2枚使って盤面で勝ちに行こうとするさわさき選手でしたが、たばた選手は、これをジャスティーの必殺効果と平等なる裁きで処理します。

次ターンの最後の鏖殺の大悪魔+ルシウス進化の強いボードも、ジャスティーの必殺効果+カインドブライトの3点+清浄の領域の6点で完全に捌き切り、さわさき選手は20点のライフポイントを削る手段が何もありません。

最後はたばた選手がさわさき選手をライブラリーアウトさせ、たばた選手の粘り勝ちとなりました。

ローテーション4試合目 MURA選手 vs きょうま選手

選手デッキ詳細

【マッチアップ】
MURA選手の進化ロイヤルと、きょうま選手のコントロールネメシスの試合となりました。

基本的にはペインレスサムライを相手のOTKターンに合わせて出すことで勝ち筋を減らすプレイが存在していることと、ネメシス側が後半のロイヤル盤面を処理しにくいデッキである為、進化ロイヤル側が有利なマッチアップです。

【マリガン解説】
先攻:ゲルト、シールドフォーメーション、カゲミツ
後攻:ラミエル、ゲルト、シールドフォーメーション、カゲミツ

ラミエルを引けている場合は、後攻4ターン目までに4ppのくっつきをよくする2ppフォロワーが追加でもう1枚引けると尚良い。
ペインレスサムライはこのマッチアップでは最終盤のOTK対策以外で使用することはあってはいけないので、マリガンで引いた際も返すカード。

今回は後攻でラミエルを引いていたのと、わがままな呼び出しと堕落の決意の2枚は両方とも後半に使った方が強いカードであるので、ラミエルを単キープして全て返しました。

【試合内容】
9ターン目、ゼルガネイア、シールドフォーメーションと返すMURA選手にたいし、きょうま選手がスロースでの盤面ロック択を敢行します。

10ターン目、スロースの-2/-2効果が運よく発動し、MURA選手の盤面ロックが解除され、そこに劇的な撤退も引き込んで、手札のリソースを回復することに成功します。

また、MURA選手はこのターンにラディカルガンスリンガー進化からペインレスサムライのエンハンス進化を行うことで、体力4のペインレスサムライを作り、ラグナアウェイクのランダム3点効果から逃れる見事なネメシスに対する対応択を取ります。

きょうま選手の10ターン目のゼルガネイア直接召喚ですが、ペインレスサムライによって自身のOTK択がなく、毎ターン盤面とライフポイントへの4打点がネメシス側も辛い為、ここは殴らずターンエンド。
それに対しMURA選手はナハト・ナハト、オネストシーフで返し、非常に強力な盤面を作ります。

この盤面を返せない判断となったきょうま選手、ラグナアウェイクからの殺戮を齎す者・イザルエでデッキを犠牲に盤面を全て返します。

残りデッキが3枚になったところをみて、最後に再度カースドクイーン・ナハト・ナハト+ラディカルガンスリンガー進化で盤面を返しますが、これをカイザーインサイトで再度除去し、ライフポイント20点まで逃げるきょうま選手。

MURA選手はこのカイザーインサイトを見て、もうラグナアウェイクはないと判断、ペインレスサムライ+シールドフォーメーションで最後の一押しに入りますが、ここできょうま選手のデッキトップから3枚目のラグナアウェイクが引き込まれます。

アンリエット、堕落の決意等、引けていないドローソースも沢山デッキに眠っていたのですが、最後に引いたのは分身の術、このラグナウェイクからの殺戮を齎す者・イザルエが返せず、MURA選手、本当に悔しい敗北となりました。

今節は2勝3敗で敗れ、チームとしても順位を一つ落とす厳しい節となりました。
プレイオフは確定しましたが、チームとしては1位を奪還し、このリーグを首位で終えられるよう再度取り組んでまいります。
次節もご声援、よろしくお願い致します。