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2019/12/20
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第9節 vs 横浜・Fマリノス 結果報告
12月8日、RAGE Shadowverse Pro League 第9節の模様を皆様にお伝えします。
動画はこちら
2pick バーサ選手 vs しーまん選手
バーサ選手のロイヤルはリオードと剣舞が厚めのグッドスタッフといった感じ引き込んだカードをしーまん選手のライフポイントへの打点として変換し、早期の決着を迎えることを目標とした構築になりました。それに対してしーまん選手はドラゴン、竜の財宝や託宣も引き込み、強力なパワーカードで固め、中盤、後半と隙のないデッキ構築に収まった印象です。
その結果は余りに一方的なものでした。
結論から述べますと、しーまん選手が『先行2ターン目の竜の託宣』『3ターン目のマシンダイバー』『4ターン目のドラゴンブレイダー』『5ターン目の絆の竜剣士・エイラ+精霊竜姫進化』と流れるように出していき、最後にトドメのムシュフシュ進化。
これを返せるものがバーサ選手のロイヤルにはなく、リオードで中盤からしーまん選手のライフポイントを詰めるどころか、盤面の処理をすることすらできない状況に追い込まれてしまいました。
4ターン目からリオードを割り切って捨てる選択をしていたら、もしかしたら違った世界があったかもしれませんが、結果としてしーまん選手の上振れに終始翻弄され、バーサ選手にとって余りに残酷な敗北となりました。
ローテーション1試合目 たばた選手 vs 水煮選手
ドラゴンミラーとなったこの対決、互いに初手に『竜の託宣、呪われし影・ヴァイディ』の2枚を抱えての好スタート。
1ターン目にマナからナテラを生み出したのはたばた選手、それに対しナテラを生めずに2ターン目を迎えた水煮選手はヴェロキラプトルと託宣の選択を迫られます。
4ppでの動きを見ると、1pp余る手札の水煮選手は『ヴァイディは進化と同時に切りたいこと、3ppでは託宣+ナテラの大樹が見えている事、4ppの動きはヴァイディ素出しになるか1pp余ることで、現時点で取れる択が1ターン遅れること』の評価点からヴェロキラプトル先出しの選択を行います。
それに対したばた選手は2枚目の託宣を引き込み、ナテラ+ブレイジングブレス+託宣で後攻4ターン目のヴァイディ進化+影の侵食に届きますが、引き込んだカードがドラゴンミラーでは使う場面が少ない極光の天使だったことと、侵食の打点が低いことから極光の天使を先に切って2打点としての役割を与えます。
水煮選手はその盤面に同じくヴァイディ進化で返し、先行7ppであるのでワンダーコックでリソースを回復します。
たばた選手はリソースがない状態で、なんとかヴェロキラプトルを引きますが、そこから手に入ったカードはまたもや極光の天使、運に恵まれません。
極光の天使を進化させ水煮選手のライフポイントへアプローチをかけ、少しでも高い打点を出すように務めますが、返す水煮選手には2枚目のヴァイディが引き込まれ、ヴァイディ進化から全処理をされてしまいます。
たばた選手はその後ワンダーコックを何とか引き込みますが、託宣とドローが持ってきたのは荒野の案内人2枚、最後まで運に恵まれず手札にドラゴンミラーでは不要となるカードが積みあがっていきます。
伊達政宗をいいタイミングで引き込めず、イアンと同時に10ppで使えなかったことで生じた水煮選手とのライフポイント差が響き、たばた選手の敗北となりました。
ローテーション2試合目 カラクリ選手 vs あぐのむ選手
ビショップ同士のミラーマッチとなった2試合目、あぐのむ選手は漢のアニエスキープからのアニエス2枚の初手、対するカラクリ選手は黄金の鐘+ワンダーコックをキープするか迷い、ワンダーコックだけを返す選択をしました。
先行の手札不足を黄金の鐘でカバーできたカラクリ選手に対し、あぐのむ選手はムニャ―ル登場で返します。このムニャ―ル登場は後手4ターン目に合わせた為、3ターン目のパニッシャーナテラ+荒野の案内人の2打点での処理を完全に透かす形です。
しかしカラクリ選手も荒野の案内人からムニャ―ル+荒野の休息と繋げて先行4ターン目でのクルトを使用する必要がないので4pp残して何もせずにターンエンド。
あぐのむ選手も同様にクルト進化での盤面処理は先行5ターン目のムニャ―ル+飢餓の輝きで進化権を無駄に失いかねないということを警戒し、飢餓の輝きで荒野の案内人を処理してターンエンド。
互いに何もしないことで有利を取るという不思議な試合展開になりました。
先行6ターン目のカラクリ選手は同じく飢餓で返します。ムニャ―ルに進化を使えばクルトをクルトで返せる場ではありますが、先行進化残しは後攻5ターン目ミルフィ進化を見られる為に進化はせずにターンエンド。
あぐのむ選手はワンダーコック進化でナテラを探す動きですが、それに対してカラクリ選手は7ターン目のクルトフェザーダッシュが見えていることからクルトには飛びつかず、シヴァ進化。
そして7ターン目にクルト進化+フェザーダッシュであぐのむ選手に6点与えながら、盤面を全処理しつつ、クルトを7/5で盤面に立てます。
十分にナテラの大樹のカウントを稼げていないあぐのむ選手、母なる君でなんとか返しますが、守護がでないため、そこにアニエスを走らせたカラクリ選手が見事勝利しました!
ローテーション3試合目 NISE選手 vs みずせ選手
NISE選手はネクロマンサー、みずせ選手はレヴィオンロイヤルというマッチアップ。
1ターン目から1/4のレヴィオンの見習いエネスを立てるスタートを切るみずせ選手、これは悪意の憑依でも返すことができません。NISE選手はソーラを立ててターンエンド。
みずせ選手は2ターン目にも2枚目のエネスを1/3で立て、レヴィオンシスターズまで切ってメイムを選択。
3ターン目に4/3突進が見えているNISE選手視点では、ここでワンダーコックを出すことは1/3、1/4、4/2を3面立てられることになります。
ただ、この3面はソーラを1/3に当てることでワンダーコックを立てた場合でも、エネスを2面残す選択をされた場合、どの当たり方でもメイムとエネスに合計で3点入り、悪意の憑依が有効に機能する盤面となる為、ワンダーコックを選択します。
NISE選手は5ターン目の、コープスドッグを2面5/5まで育てて、レヴィオンカードを処理することで進化権を使わないと処理ができない盤面を強要します。6ターン目、5/1、1/1の盤面に対してめぼしいカードがないNISE選手、レジェンダリースケルトンとソーラ進化で再度相手の進化権を失わせるプランを取りますが、みずせ選手はシヴァを立ててカード効果を得ることでターンを返します。
転機は9ターン目、NISE選手は『母なる君で返す選択肢』と『盤面のカードを消費しつつ大きなコープスドッグを育てる』という選択肢がありましたが、ここでは自分の面を開けて7/7のコープスドックを作る選択を行います。
しかし、トップからツバキを引き込んだみずせ選手、このコープスドッグを処理し、ユリウス、キャノンスマッシャーを絡めて横展開を行います。
10ターン目、これを母なる君で返すNISE選手、5/5のレジェンダリースケルトンを含めた5面で返しますが、これをアイテール+猛虎でレジェンダリースケルトンと相打ちさせ、盤面をロックで返します。
NISE選手は極光の天使か守護フォロワーを引かなければいけない場面でしたが、引き込めずターンエンド。
みずせ選手のルネス+君臨する猛虎+ツバキ+シヴァの効果で1ターンで19点を出し、NISE選手の敗北となりました。
1勝3敗で敗北となり、4連勝にストップを掛けられた形となりました。
たばた選手がドラゴンミラーで極光の天使を引きすぎてナテラカードのドローを潰される一方、NISE選手は3積みした極光の天使をロイヤル戦で1枚も引き込むことが出来ず『欲しい所で想定していた欲しいカードがこなかったな…』という感想でした。
試合全体を通してみれば、2ピックで敗退をしたとしてもドラゴンとビショップの2連続ミラーでどちらかが1勝を取れば、3戦目、4戦目の形がこちらがネクロエルフ、横浜F・マリノスがロイヤルエルフと言う形となり、2連続の5分マッチか、有利マッチと微有利マッチのセットで迎えることができる形に収まっていたため、負けたとは言え投げ方の部分では一番綺麗な形を取ることができたと想える満足いく試合内容でした。
この経験を次節にも活かし、必ずプレイオフ進出を決めますので、これからもご声援よろしくおねがいします!