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2020/11/15
シャドウバース
【シャドウバースプロリーグ】第12節 vs 横浜F・マリノス 結果報告
【シャドウバースプロリーグ】第12節 vs 横浜F・マリノス 結果報告
先週、11月1日に行われた、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第12節の模様を皆様にお伝えします。
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2pick バーサ選手 vs しーまん選手
バーサ選手はネメシス、しーまん選手はウィッチの選択となりました。
【pick解説】
バーサ選手はゴールド、レジェンドの提示がアイシィレンドリング2枚とコロニー、カイザーインサイトという後半までたどり着くと圧倒的に勝ち切れる提示がされたので、デッキ全体を通して、序盤をしのぎ切りたいという思いでピックを進めました。
具体的にはAFカードからのマジックエンジニア、パペットボックス、ストリングマイスター等がそれにあたり、中でもストリングマイスターは、アイシィレンドリングの20枚という効果を達成させやすくするカードで、このカード1枚で5枚墓地を稼ぐことができるため、今回はアイシィレンドリングとのシナジーが良いことと、序盤を凌ぐ役割の両立という部分で、AFカードではないですが優先しての採用となりました。
【試合内容】
序盤は両者フォロワーで盤面を取り合うのみの試合となりましたが、互いにゲームを決めるカードが定まらず、進化権を温存し合う展開になりました。
しーまん選手は接合を打つためスペルを2枚温存せねばならず、まずはデッキ枚数20枚以下を目指したいという方向性が定まり、7ターン目の展開を目指す一方、バーサ選手はパラダイムシフト2枚を確保できているため、自分の7ターン目のアイシィレンドリング設置が苦しい盤面にならないよう、ストリングマイスターと進化権での上取りで盤面を作りながら墓地の枚数を稼ぎます。
7ターン目、しーまん選手はアブソーブスペルで廃品の選別でのアイシィレンドリングの使いまわしを防ぐ為、厳しい処理を求められ、境界の魔導士、ピアッシングエンジェルのプレイで進化権を全て使わされてしまいます。
8ターン目のバーサ選手、盤面を作ることから、レディアントアーティファクトの疾走打点でライフポイントを詰めるプランに変更していきますが、ここで2枚目のアイシィレンドリングをドロー、一気に勝利が見えてきました。
10ターン目のバーサ選手、レディアントアーティファクトを魔道列車で消滅させてしまいますが、手札の細いしーまん選手にはこのプレイだけでも痛恨の一撃でした。
11ターン目、最後の15秒の赤円が迫ってくるタイミングでアナライズアーティファクトからドローをし、スパイスシャワーを引き当てたバーサ選手、このほんの数秒の間にリーサルを見つけ出し、残り1秒の所でしーまん選手のライフポイントを詰め切り、見事リーサルを逃さず勝利となりました。
ローテーション1試合目 たばた選手 vs あぐのむ選手
【マッチアップ】
たばた選手がアグロネクロマンサー、あぐのむ選手がAFネメシスのマッチアップとなりました。
互いに先行を取った時の爆発力がトップクラスのデッキ同士の対戦となった為、先攻を取ればネクロマンサー側が、後攻を取ればAFネメシス側が有利のマッチアップとなりました。
【マリガン解説】
求められるマリガンはマナカーブ通りに動ける1pp、2pp、3ppのカードをそろえる事。
特にアグロネクロマンサーは3ppのカードがデッキのバリューを大きく左右するため、恨みの語り部、不可侵の死霊・ヘリオの2枚は非常に大切なカードとなります。
また、この2枚は【ミルティオ、輪廻の強制、金鉱のネクロマンサー】というアグロプレイを補助する役割を持ったカードに絡む為、マリガンで入手した場合は早い段階でプレイすることで、デッキの中の9枚のカードの価値を大きく上げる強力な起爆剤となります。
【試合解説】
たばた選手はマリガン後輪廻の強制2枚という余りにも先行き不安な手札でしたが、ドローから恨みの語り部を引くことに成功し、手札のバリューが爆発的に増加する気配を見せ、力強いスタートを切ることに成功しました。
一方あぐのむ選手の手札もマナカーブ通りに綺麗に動ける手札だったのですが、こと、アグロネクロマンサー対面においては、逆にそれがたばた選手の手札のバリューを上げることに繋がり、あぐのむ選手が綺麗に1pp,2pp,3ppと動いたことで、たばた選手の輪廻の強制を最大バリューの空中打点へと昇華させました。
これが試合を決定づけ、5ターン目にはあぐのむ選手のライフポイントを8点まで削ることに成功。
6ターン目に、抱えていたネクロインパルスの疾走打点で、たばた選手の早すぎる勝利となりました。
ローテーション2試合目 まっつ選手 vs みずせ選手
【マッチアップ】
まっつ選手は守護ビショップ、みずせ選手は自然ビショップのマッチアップとなりました。
【マリガン解説】
守護ビショップ側のマリガンは、先攻後攻関わらず、アンヴェルトをとにかくマリガンで狙いに行き、アンヴェルトが引けていた場合はアンヴェルト単キープ+2コストの守護フォロワーを探しに行きます。
【試合解説】
今回後攻で、アンヴェルト、2コスト守護フォロワー、ラミエルという最高の3枚をキープできていたまっつ選手、3ターン目にはアンヴェルトのラストワード回数を5まで下げ、次ターンのラミエル進化が見える理想的な展開となりました。
一方みずせ選手は中盤のダーティプリーストの効果発動に備え、0コストのナテラの大樹を量産し、まっつ選手の守護フォロワーに対して、強く出ようと体制を整えます。
みずせ選手側は後半にかけ、ダーティープリーストでアンヴェルトを消滅させ、サリッサのバリューを下げて体力とボードの両方を守る動きが求められますが、ダーティープリーストが引けませんでしたが、5ターン目、みずせ選手はアンヴェルトのアミュレットが開く前のギリギリのタイミングで、ついにダーティープリーストを引き込み、ミルフィ進化で盤面を返すことに成功。
また、ミルフィを体力4以下で盤面を残すことで、アンヴェルトによってうまく破壊させることに成功し、まっつ選手に対し盤面ロックを成立させました。
これによって6ターン目にダーティープリーストの消滅効果で、見事サリッサのバリューを落とすことに成功したみずせ選手、一方まっつ選手は、グランドナイト・ウィルバートを着地させ、リーダー効果での勝利を狙います。
8ターン目も一貫して、ラーを出さずにサリッサからウィルバートを出し、相手の盤面がナテラで1面埋まっていることを利用し
『こちらの守護を消滅させる為にはフォロワーを出す枠を作る為にウィルバートにフォロワーを当て、ダメージを受けなければならない』
しかし、『その択を取るとサリッサの打点が増える。』
というどちらをとってもみずせ選手に不利となる駆け引きを仕掛けます。
この択が決まり手となり、8ターン目にまっつ選手の勝利となりました。
ローテーション3試合目 MURA選手 vs 水煮選手
【マッチアップ】
MURA選手はAFネメシス、水煮選手はトリモンネクロのマッチアップとなりました。
このマッチアップは、お互い先行有利ですが、ネクロマンサー側のグレモリーポイントの溜まる速度が早ければ、先後関係なくネクロマンサー側有利となるマッチアップです。
【マリガン解説】
AFネメシス側は序盤からどんどんテンポをとってフォロワー展開をするため、ヴァ―テクスコロニーはマリガンで返す必要があり、先攻後攻関わらず、1pp、2pp、3ppのフォロワーをマリガンで狙っていきます。
【試合解説】
今回MURA選手にとって、1ターン目からかなり大きな分岐があった試合でした。
同調からアナライズアーティファクトを取るか、トレースアーティファクトを取るかが一つ目の択となり、ネクロ対面では体力1のフォロワーと体力2のフォロワーではバリューが圧倒的に違う為、トレースアーティファクトを取る択も存在しました。
しかし、2枚目のロボティクスユーザーが引けた為、3ターン目に2pp+1ppの動きが見えており、アナライズアーティファクトを選択しましたが、この選択が3ターン目のトレードで大きく響きます。
ここがトレースアーティファクトであれば、体力2が3体並ぶ為、コープスドックドックのトレード先がない状態を作ることができ、打点はライフポイントへ2点飛ばすことができました。しかし、1ターン目のアナライズアーティファクトの選択によって、相手の1ターン目に置いたコープスドックが裏目となってしまい、コープスドックに仕事を与えてしまいました。
この状況からのAFネメシスの横並べを打破するには、イルガンノが引けていれば順調に試合が続きましたが、イルガンノをなかなかドローできず、5ターン目のヒューマンエラーも重って山上1枚の差が出てしまい、本人も反省する結果となりました。
一方で水煮選手の手札は、序盤から、トリモンネクロにおける理想的なハンドを実現できており、勢い止まらず手札からの7ターン目グレモリーが炸裂、ゼルガネイアでMURA選手のブリッツアーティファクトでのアグロプランもいなし、最後はトリニティモンスター+トリニティモンスター進化+レジェンダリースケルトンの強力盤面にネクロインパルスが重なり、MURA選手の敗北となりました。
今節は3勝1敗での勝利となりました。
チームとしても初の単独首位となり、最高の中盤戦となったと思います。
次節もこの勢いのまま勝ち進んでいきますので、ご声援、よろしくお願いしたします!